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倉敷市立美術館 カフェ「パレット」
画像は、倉敷市立美術館1階のカフェ「パレット」のテーブルです。
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さすが、美術館のカフェだけあって、趣味の良い調度品が置かれています。
サーブされたコーヒーの水面には、暖色の照明が映り込んでいます。それは、かつて観た、クロード・モネの《ル・プティ=ジャヌヴィリエにて、日の入り》に通じる世界を感じました。
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その絵は現在、日本にあります。姫路市立美術館の國富奎三コレクションとして所蔵され、常設展示されています。姫路の医療法人の病院長であった、國富奎三・氏が収集したもので、1994年(平成6年)姫路城の世界文化遺産登録にあわせて市に寄贈されました。
奎三・氏は幼い頃、父親に連れて行かれた倉敷の大原美術館で見たスイスの国民的画家ホドラーの《木を伐る人》に「魂を揺さぶられるような感動」を覚えたのが、西洋画との馴れ初めであったとのことです。2)
倉敷つながりのシンクロニシティにびっくりしました。
文献
1)姫路市立美術館・編:姫路市立美術館蔵 編國富奎三コレクションー近代フランス絵画 モネからマティスまでー. 姫路市立美術館, 2016. P24-27.
2)千足伸行: 國富奎三コレクションとその周辺. in 1)P6-16.