もしも・・・SARD UNDERGROUNDのミュージックビデオ「あの夏の恋は眩しくて」の世界が倉敷の陶芸作家のコーヒーカップの世界だったら・・・

2025年1月22日 23:01

2019年にZARDのトリビュートバンド、SARD UNDERGROUNDが結成され、ZARD 坂井泉水の楽曲がカバーされました。プロジェクトは発展し、2021年9月1日にヴォーカル担当のメンバー、神野友亜の作詞により、最初のオリジナルアルバム「オレンジ色に乾杯」がリリースされました。

その中の収録曲「あの夏の恋は眩しくて＊」は、ミュージックビデオが制作され、多くの再生が達成されました。
＊作詞　神野友亜　作曲　山口　篤　編曲　鶴澤夢人・長戸大幸　2021

ミュージックビデオ＊＊を楽しんでいるうちに、ふと、現世のSARD UNDERGROUNDとシンクロしている異界はどうなっているのか？・・と、気になりました。今まで、石原路子さんのテディベア・ワールド、ヤマイチアツコさんの雲猫ワールド、山岡緑ワールド、シロクマ・ランド、海野千尋さんの陶布人形の世界の、浮き輪ネコとトラネコの世界、芸術家が造形した酒器の世界、の7カ所を巡りました。今回は倉敷の陶芸作家によるコーヒーカップの世界を旅しました。

それでは、コーヒーカップの世界の住人を紹介しましょう。
まず、向かって左は、倉敷酒津焼・兜山窯の岡本達弥さんのカップです。国産ジーンズの街・倉敷の色であるジャパンブルーの発色が美しい作品です。

中央は、倉敷市大島に窯を構える岡島光則さんのカップです。岡島さんのコーヒーカップは、深みのあるブルーを呈しています。それは、50m以上の深い海に潜るときのディープ・ブルーからダーク・ブルーへと変化する世界を現しています。

右端は、倉敷・羽島焼窯元の小河原常美さんのカップです。肌が梅鼠（うめねず）色から藤鼠（ふじねず）色にグラデーションして、しゃれた感じです。

陶芸作家による器は、造形や色彩の美しさだけでなく、使いやすさも追求し尽くされています。持ち上げると手指にしっくりとなじみ、重量が軽く感じられます。縁が口唇に触れた感じが心地よく、甘みを感じます。テーブルに置いたとき、どっしりと安定感があります。そこには、陶芸の愛好家には到達できない匠の技があります。

それでは、現世と、倉敷の陶芸作家のコーヒーカップ世界の「あの夏の恋は眩しくて」のミュージックビデオを見比べてみましょう。

序奏部　ちゃらちゃちゃ〜ん　ちゃらちゃちゃ〜ん