海野千尋さんの創作人形による小林悦子さんの重層的な絵画世界の再現
小林悦子さんは、パリで活躍する日本人アーティストです。その表現は、多彩で重層的です。森の先住民のようなイメージや、森の野獣、異界の獣、都会の構造が作品の中に重なり合います。
そんな小林さんへ、リスペクトを込めて、海野千尋さん作「ほんのり桃色のお嬢さん」のデビュー作第二弾を企画しました。
第1部
モチーフは、アートギャラリー・ビョルンで購入した、小林さんの「ヨルノニヲイ。」です。12cm×12cmの小品で、日本へ空輸された最新作です。
小林悦子・作「ヨルノニヲイ。」2021
中心となる人物は、ほんのり桃色のお嬢さんをキャステイングしました。バイ・プレーヤーとなる異界の生き物は、ハイジさん作「もぐら」を登用します。多層的に埋め込まれた都会のイメージは、抽象画家・清水繁子さん作のクッションの用いました。クッションは、清水さんが備後絣の生地を縫い合わせて製作した、一品物のアート作品です。
この空気感はいかがでしょうか?
第2部
続きまして、小林悦子さんの「ヨルノコエ。」です。
小林悦子・作「ヨルノコエ。」2021
中心となる人物は、ほんのり桃色のお嬢さんに再び登場してもらいます。バイ・プレーヤーとなる異界の生き物には、今回は、身軽なハイジさん作「毛猫」を登用しました。多層的な都会のイメージには、抽象画家・清水繁子さんによるクッションの第2弾です。
こちらの空気感もいかがでしょうか?
ほんのり桃色のお嬢さんと、ハイジ作品の生き物たちの活躍を楽しんでいただけたら幸いです。