大森諒さんのマッチ箱アートによる多重世界の表現~四季の小宇宙~
過日、岡山市北区天神町のカフェ、シナジー73において「マッチ箱展2」が開催されました。
謎のクリエーター、大森諒さんは、マッチ箱によって扉の向こうの世界を表現されていました。
扉の向こうには、四季の世界が存在しますが、それは、私たちが生きて経験する、「移り変わる季節」ではありません。
春、夏、秋、冬、それぞれが独立した小宇宙になっていて、ずっとそのまま変わらずに存続し続けます。つまり多重世界の構造になっています。
住まいにたとえるなら、中心に私たちが居るリビングがあって、そのリビングにはいくつものベッドルームへつながる扉があるような、間取りの家です。
それでは,順に、扉の向こうの小宇宙を覗いてみましょう。
まずは、「はる」への扉です。
マッチ箱を裏返して、扉を開けてみます。
続いて、「つゆ」への扉です。
扉を開けてみます。
さらに隣の「なつ」の扉です。
扉を開けてみます。
続いて、「あき」への扉です。
扉を開けてみます。
さらに続いて「あき Ver2」への扉です。
扉を開けてみます。
最後に、「ふゆ」への扉です。
扉を開けてみます。
それぞれの、部屋(小宇宙)には永遠があります。永遠は、束の間、輝きを発することはありません。そこには、死ぬことができない、もの悲しさがあります。それが何とも不思議な魅力を、滲み出させていて、クセになってしまいます。
追伸
マッチ箱は、印刷ではなくて、全て一品ものの手作りのオリジナル作品です。
番外編
リクエストにお応えして、大森諒さんの他の作品も紹介します。
まずは、「うみ」です。
扉を開けてみます。
続いて、「うみとそら」です。
扉を開けてみます。
番外編の最後は、「たけ」です。
丁寧にそっと、開けます。
以上です!