ハイジさん作「寝子」
画像は、倉敷・白壁通りのアートギャラリー・ビョルンのマダム、ハイジさんによる立体造形「寝子」です。
「猫」を図案化して、「寝る子」をかけた、ユーモア溢れるアート作品です。
全体がデフォルメされていて、体の比率も漫画的で、耳や目やひげが左右非対称で、一針々々の縫い込みの表現までアーティスティクな凝った造りになっています。
おなかに帽子を載せているように見えるのは、作陶家maruさんによるお守りの陶ボタンで、ハイジ作品の印です。
穏やかな気持ちで、「寝子」の寝顔を見ていると、ハッと気付きました。
ひげと鼻と口の部分が、クッションの中綴じではないか?
そこで、すぐに、クッションを持ってきて比べました。画像は、ギャラリーメリーノのマダム、清水繁子さんによる、備後絣のクッションです。
思った通り、中心の中綴じが、「寝子」の顔とおんなじです。
寝子さんは、クッションの化身なのでした。