紅色の朽ち果て~姫路城とガクアジサイ~
上下対になった画像は、世界文化遺産・国宝「姫路城」の城門を被護している鉄板と、岡山県鏡野町の「妖精の森ガラス美術館」の庭に植えられていたガクアジサイです。
鉄板は、防錆のために日本に古くからある紅色の塗料、弁柄(べんがら)で塗装されていたようですが、長い年月と共に色あせ、鉄板が腐食してきています。
ガクアジサイは、紅赤色の装飾花が初秋を迎え、乾き枯れて行きつつあります。
両者ともに、朽ち果てるのに抗いながらも、それを受け入れている気高さがあります。
(2019年9月撮影)