川月清志さんの一輪挿しと、高越基治さんの一輪挿し
ひまわりは、水分の多い土壌では、茎が太くなってしまいます。倉敷の花店、アトリエ・トネリコの岬さんによれば、切り花用のひまわりは、茎が締まって細くなるように、栽培農家が土の水分を細かく調整して栽培しているのだそうです。
そんな、努力の産物である、ひまわりを、コレクションの一輪挿しに生けてみました。
アトリエ・トネリコで選んだひまわりは、千葉・早坂園芸の「サンリッチupオレンジ」です。花が上を向いて咲く、小振りなひまわりです。
成羽町・工房川月の川月清志さんによる一輪挿しは、上を向いて屹立する、ひまわりの立ち姿を、美しく際立たせてくれました。
倉敷市天城のほっと家具工房、高越基治さんの凹形の一輪挿しは、ひまわりをやさしく抱擁してくれました。
両方の一輪挿しとも、すばらしい演出家でした。
追伸
高越基治さんの凸形の一輪挿しに、シックな花色のチョコレートコスモスを生けてみました。
まるで、タイタニック号の船首での、ジャックとローズのようです。