ミカコさん6
画像は、アパレルブランド店のオーナー時代のミカコさんによる、手書きのチラシです。
今では、たいていのお店のホームページに、商品のカラー画像が格子状に並べられて紹介されていますが、筆者には、それらよりも遙かに魅力的に思えます。
それは何故でしょうか?
筆者が、小中学生時代は、普通紙のコピー機はありませんでした。学級新聞を発刊するときは、ガリ版印刷といって、専用用紙に針で文字やイラストを刻んで、それをいわゆる版画の要領で、インクをつけて、一枚一枚手作業で刷っていました。クラスメートと賑やかにしゃべりながら作業をした、そんな、懐かしい身体感覚がありありと蘇ってきました。
もちろん、イラストや構成やコメント自体がすばらしく、ミカコさんのセンスが光る“アート作品”です。
きっと当時の顧客も、青春時代を思い出して、心をわしづかみにされたに違いありません。
今の若い人達にとっても、斬新さのある表現として、とても魅力的ではないでしょうか?
ミカコさんはそれを、長年たゆみなく継続されました。
チラシに限らず、ミカコさんの誠実な仕事振りを観ていた実業家や組織の幹部は、ぜひこの人にチャンスを与えたいと熱望したことでしょう。
ミカコさんが人生の岐路で、いつも幸運な導きがあったのは、このような努力の賜物に違いありません。
いつも託された作品を、まごころを込めてプロデュースする人、
そ・れ・が、ミカコさん。
前作は、こちら。
追伸
どのちらし(作品)も、すばらしいので、何枚か紹介します。