海野千尋さんの陶布人形によるSARD UNDERGROUND 神野友亜の歌詞の世界の再現
2019年にZARDのトリビュートバンド、SARD UNDERGROUNDが結成され、ZARD 坂井泉水の楽曲が歌い直されています。ボーカルの神野友亜の歌唱は、ZARD 坂井泉水への敬意を込めて、歌詞を一文字一文字丁寧に歌い込むものです。それは、手書きの原稿を活字にするのに似ていました。
文章は、活字にすることで、客観化され、冷静に分析して味わう対象となります。そのような歌唱スタイルは昔からのZARDファンのこころを掴み、承認しされるようになりました。さらに、その真摯な歌唱態度は、新しいファン層にも浸透して行きました。
3枚のトリビュートアルバムを発表後、2021年9月1日から、3枚のオリジナルアルバムがリリースされました。
オリジナルな楽曲の歌詞を担当したのが、ヴォーカルの神野友亜でした。彼女の最初の頃の歌詞は、意識が外を向いていて、外の世界で起こるストーリーを記述したものでした。超一流の共同制作者に支えられて、忍耐強く磨かれることで、3枚目のアルバム「涙色で」では、内面世界の記述が生まれるようになりました。
過日、我が家の芸能事務所に入社した作家・海野千尋さんによる姉妹が俳優デビューを飾りました。姉妹の成長を願い、「鉄は熱いうちに打て」の格言に従って、第2弾として、成長著しい、SARD UNDERGROUND 神野友亜さんの歌詞の世界を再現してもらうことにしました。
姉妹と神野友亜さんは、年齢も近く、雰囲気もよく似ています。
それでは、アルバム「涙色で」から、1曲目、私と恋をしてください、です。
「あまり目立たない君のこと 少し気になってしまって 探るように肌を寄せた 熱くなる手で胸の鼓動を確かめて」
2曲目は、涙色で、です。
「涙色で会いたい人に会いに行けない 少しずつ染めていくしかないのでしょうか」
3曲目は、その結婚、正気ですか?です。
「恋は鬼ごっこ ルール通りに 追えば逃げて行くし 逃げれば追ってくる」
4曲目は、夢で逢いましょう、です。
「交わす言葉にはいつだって 密かに愛が暮らしていた」
5曲目は、星の光、です。
「眠りにつくまで随分時間がかかるなら 瞼の裏に想い出を集めて」
6曲目は、フタリシズカ、です。
「大人になりたい影は遠く伸びて 思い出をひきずりながら ひとり歩く」
7曲目は、琵琶湖大橋、です。
「琵琶湖大橋 風で靡く二人の恋は 枝分かれしたカンザキハナナ」
*カンザキハナナ(寒咲花菜):早咲きの菜の花。見頃は、1月の下旬から2月上旬頃。琵琶湖大橋のたもとの滋賀県守山市の第一なぎさ公園のものが有名。
8曲目は、雨は虹になる、です。
「カモミールの香りで またあの頃の気持ちにもどってしまうよ」
9曲目は、卒業式、です。
「今日は待ちに待った卒業式だから この先の人生は宝探し」
最後は、sanae、です。
「埃まみれのガラスを拭き取れば また誰かを愛していけるのかな」
神野友亜さんの歌詞の世界と陶布人形の演技を楽しんでいただけましたでしょうか?
2024年10月、SARD UNDERGROUNDは、神野友亜さんのソロ・プロジェクトとして新たな一歩を踏み出しました。神野さんの世界の益々の深化を期待するとともに、姉妹にもそれに相応しい俳優として成長してもらいますので、皆さんどうか楽しみにしていて下さい。
姉妹のシリーズ第一話は、こちら。
海野千尋さんによる陶布人形のデビュー作は、こちら。
海野千尋さんの全作品について、詳しくは、こちら。
ZARD 坂井泉水に関するまとめは、こちら。
神野友亜とSARD UNDERGROUNDのマガジンは、こちら。