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小橋順明さんの台皿と岩手県三陸への連想

画像は、倉敷美観地区・倉敷一陽窯の店内にあった、備前焼作家・小橋順明さんによる青備前の台皿です。

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皿の景色のなかに、無数の星々が見えます。かつて、夜空は星に満たされていましたが、人間の活動で地上が明るくなったので、今はわずかしか見えなくなりました。かつての星降るような夜空は、もはやプラネタリウムでしか体験することしかできません。そんな過去の夜空が青備前の皿に降臨しています。

毎週土曜日、えびす通り商店街の裏路地では「倉敷土曜市庭」が開催されています。美観地区からの帰路、会場に行ってみると、「南三陸ミニミニ復興市」さんが、出店していました。岩手県三陸の郷土和菓子、雁月(がんづき)が販売されていたので、黒色と白色の両方を買い求めました。雁月は、「ういろう」のような、少しぷるぷるした食感で、生地に空気の泡がたっぷりと入っているのでふわふわしています。素朴な甘さで、止まらないおいしさです。

星空と言えば、銀河鉄道の夜が連想され、岩手の聖人・宮沢賢治が思い浮かびました。青備前の皿→星空→銀河鉄道の夜→宮沢賢治→岩手県→郷土和菓子・雁月、へとつながったので、お皿に二色の雁月を載せて、東北の復興を祈りながら、いただきました。

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