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もしも・・・SARD UNDERGROUNDのミュージックビデオ「あの夏の恋は眩しくて」の世界が芸術家が造形した酒器の世界だったら・・・

2019年にZARDのトリビュートバンド、SARD UNDERGROUNDが結成され、ZARD 坂井泉水の楽曲がカバーされました。プロジェクトは発展し、2021年9月1日にヴォーカル担当のメンバー、神野友亜の作詞により、最初のオリジナルアルバム「オレンジ色に乾杯」がリリースされました。

その中の収録曲「あの夏の恋は眩しくて*」は、ミュージックビデオが制作され、多くの再生が達成されました。
*作詞 神野友亜 作曲 山口 篤 編曲 鶴澤夢人・長戸大幸 2021

ミュージックビデオ**を楽しんでいるうちに、ふと、現世のSARD UNDERGROUNDとシンクロしている異界はどうなっているのか?・・と、気になりました。今まで、石原路子さんのテディベア・ワールド、ヤマイチアツコさんの雲猫ワールド、山岡緑ワールド、シロクマ・ランド、海野千尋さんの陶布人形の世界の、浮き輪ネコとトラネコの世界の6カ所を巡りました。今回は芸術家が造形した酒器の世界を旅しました。

それでは、酒器の世界の住人を紹介しましょう。
紅い酒器の作者は、阿部眞士さんです。阿部さんは、土と炎の詩人、河井寛次郎に師事した父をもち、器の紅い肌は、河井寛次郎譲りです。
橙色の窯変が美しい備前焼のぐい呑みは、大澤恒夫さんの作品です。小さくても抹茶茶碗のような重厚な風格があります。
らせんの渦巻きのある杯は、石田和也さんの作品です。石田和也さんは、備前焼を家業とする家に生まれ、人間国宝のもとで技を極めるとともに、イギリスに渡り、海外の技法や文化を学ばれました。今や日本各地や海外をまたに掛けて活躍する若手のエースです。
芸術家が造形した器には、どれも人格が宿り、顔と背中が見出されます。

それでは、現世と、芸術家が造形した酒器の世界の「あの夏の恋は眩しくて」のミュージックビデオを見比べてみましょう。

序奏部 ちゃらちゃちゃ〜ん ちゃらちゃちゃ〜ん

君が隣にいる相変わらずの毎日は、・・・

あの夏の恋は眩しくて〜

目を閉じたまま愛し合ってた ずっと

悲しい色に染まる前に

 いっそこの恋に鍵をかけてしまいましょう

皆さんにも、現世と異界との、クセになる多重世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。(^_^)v

神野友亜とSARD UNDERGROUNDのマガジンは、こちら

石田和也さんについては、こちら

**Film Collection 2019-2024 Music & History ZARD UNDERGROUND/2024 GIZA studio 


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