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小さな椅子の造形を介した魂のバトン・リレー 流木と古道具のアトリエkoさん〜神崎勝典さん〜山本薫さん

表題の画像は、流木と古道具のアトリエkoさんによる、流木を使った椅子の造形です。波や砂利にもまれて摩耗した表面が、木の壮絶な来歴を物語っています。そのような木で造形された椅子には、貴賤を問わず、気高き存在を受け入れる包容力が感じられます。

そこで、神崎勝典さんによるコルク人形に座ってもらいました。

流木と小道具のアトリエ koさんによる流木の椅子に座る、神崎勝典さんによるコルク人形

コルク人形は、使い終わったコルク栓と鉄の針金という、廃品と粗末な材料で造形された、サックスを演奏するキャラクターです。とてもユーモラスな造形ですが、少し前屈みで、膝に力が込められた姿勢に、情感のあるライブ感が感じられます。

サングラスの下には匿名の悲しみが隠されている様です。

少し左に傾いた後ろ姿に哀愁が漂っています。

椅子にも人形にも、魂があるみたいです。

続いて登場するのは、コルク人形の作者、神崎勝典さんによる、羽の生えた椅子です。

神崎勝典さんによる羽が生えた椅子

明るく開放的な感じで、座った人を天に運んでくれそうです。

そこで、はらぺこうつわ、こと、山本薫さんによる陶人形の少女を、そっと椅子に載せてみました。

椅子に座った、山本薫さんによる陶人形の少女

少女は、空に憧れています。椅子には魂があって、少女の憧れにそっと寄り添って、空へと運んくれているみたいです。

岡山在住のアーティスト達が、作品に込めた魂の、バトン・リレーができました。

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