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フランス起業家(フリーランス)ビザ更新 ③ 書類提出した当日の流れや注意点

ビザ更新手続きのアポ予約から3ヶ月後、いよいよ書類提出へ!
提出書類の他に、私は予備のコピー、必要かどうかわからないけど一応持ってきた書類や手紙、何かあった場合にすぐ印刷できるようにパソコンも持参しました。
あ、あと、コミュニケーションスキルが高く、物腰が柔らかいフランス人のパートナーも一緒に!

朝8:30のパリ

アポイントの時間は朝10時でしたが、8:45くらいに到着。
コンボカション(アポ受付用紙)には予定の30分前以上には来ないこと!と書いてありましたが、受付の人はあっさり通してくれました。

セキュリティチェックでの人種差別

次に、セキュリティチェック。
少し気難しそうな50代後半の男性がセキュリティチェックを担当しており、ハラハラしながら通ると、ピー!と鳴り、ベルトをしていることを確認すると、私もフランス人のパートナーもベルトを外さずに通ることができました。

ただ、その後アフリカ系の人が鳴った時はベルトを外すよう指示をし、アジア人が一人で来た場合は国籍の確認は必要ないのに「中国人か?日本人か?」と必ず国籍を聞いていました。

そしてパートナーいわく、受付の職員はフランス人にはvousと呼び、他の外国人にはtuで呼んでいたそうです。
vousもtuも「you(あなた)」を意味しますが、家族、恋人、友人、同僚間では通常tuを使います。
初対面、見知らぬ人、上司などへはvousを使うのが一般的で、この場合でtuを使うと失礼になります(あんたさーみたいな言い方になるのかな)

受付の職員は意図的にtuとvousを使い分けていたので、フランス人を同行させた場合の職員の態度が違う説は本当だったんだな、と何だか少し複雑な気持ちになりました。

ただ、そんな話を姉にLINEをしたら、「あれかね、世界共通でおじさんつうもんは厄介なやつが多いのかな」と返事があり、人種差別と感じてウジウジしてた私とは反対に、「おじさん=厄介」で片付ける姉の言葉で少し気分が軽くなれました。

ちょっとせこいトラップあり

細かい小銭の準備を!

セキュリティチェックの後は、サンプルの申請用紙を見せられ、「これがコピー機にあるからコピーして記入するように」と言われる。もちろん有料
そう、こんな感じでフランスでは予想してないことが発生します。
しかも、お釣りが出てこないコピー機。

見たこともない古いコピー機でコピーをし、申請用紙を記入した後は、持参した書類を手際良く提出。
最初の受付では軽くチェックされただけで、職員用の記入用紙と番号札が渡されます。
自分の番号が呼ばれるまで、待つこと30~40分。
番号が呼ばれると、別の窓口であらためて書類提出し、ダブルチェックしてもらいます。
書類に書かれている内容を細かくチェックするわけではないですが、私は2点突っ込まれ、その場でパソコンからデータを取り出し、すぐ近くの印刷所で印刷しました。

提出書類でツッコミのあった2点

・法人証明書の出力日
日付が去年だったので、再度今年の日付で出力して再提出

・Urssafのアカウント情報
こちらは不足していた書類だったので、Urssafのアカウントページのスクリーンショットを印刷して提出

法人証明書のサンプル

スマホでデータを取り出すこともできますが、パソコンでしかログイン情報を記録していないサイトもあったりするので、すぐ対応できるようにやっぱりパソコンも持っておくと良いと思います。

そんな感じで事なきを得て、半年有効のレセピセを無事いただくことができました!

仮の滞在許可証「レセピセ」について

レセピセ(仮の滞在許可証)

この時は書類提出しただけなので、手放しで喜べませんでしたが、とりあえず書類を提出してレセピセをもらえただけで一安心です。
このレセピセでフランスから出ることも出来、何かあれば日本にも帰れるのでホッとしました。

ちなみにビザのタイプによって書類の提出方法やレセピセをもらえるタイミングは異なります。
私の起業家(フリーランス)ビザの場合は、直接書類を提出し、問題なければその場でレセピセを受け取ることができます。
フランス人と結婚した配偶者ビザの場合はオンラインで申請する為、書類が揃っているか確認した後、レセピセが発行されます。
書類が揃っているかどうかの返答は数日で届かない上、不足している書類があると再提出を求められるので、友人達の話を聞くと書類提出からレセピセ取得までに数ヶ月かかったそうです。

この後は、審査に入り、問題なければ3、4ヶ月でビザの更新案内が届き、県庁に行き、更新されたビザを受け取るステップになります。
ただ、全然連絡がないケースも多く、レセピセの延長申請をするケースも多いそうです。
私は思った以上に早く、1ヶ月ちょっとでSMSでビザの更新がOKという連絡を受けました。

届いたSMS

最終ステップ:滞在許可証の受け取り

県庁に滞在許可証を受け取りに行った際は、朝8:15頃に到着しました。
Salle 1とSalle2~4で列が分かれており、待ち時間も含めて一時間半でした。
私の場合、窓口の方が研修スタッフに交付方法を教えながら手続きが行われたのでもっと早く終わる人もいるかもしれません。
ちなみにビザ更新料の225ユーロは受付で現金やカード払いはできません。
収入印紙を購入する必要があります。

ということで、これでひとまず安心!
けど、あっという間に3年以上経ちそうなので、今からカレンダーに次回の予約開始日を入れておかないと・・・

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