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見透かされてる「あなたらしくないもの」って、妹にいわれた……❣❣

 児童文学って、難しいです。

 昨日、「季節風」に応募原稿を送ろうとして、必要事項を記入してないことに気がついて、手書きで書こうかと思っていたら、妹がいった。

「やめておきなさい、面白くないもの。あなたらしさがないし、対象年齢がわからない」といわれた。

「どこが?」と聞いたら、

「言葉遣いが丁寧すぎる。あんたいつも、もっと自然な会話で書いてるから、おかしいのに、ちっとも面白くない」

「そうなの? 子どもに読んでもらうにはきちんと書かないといけないと思って」

「それは、そうかもしれないけど、あたしはこの本を保育所の子供に読んであげようと思わないもん」

「わかりました。メールは送っちゃったけど、破棄してもらいます。」

「けちょんけちょんに言われたければ送れば!」

「いいです、あんたに言われただけで充分です」

「童話書こうと思うから、構えちゃうんだよ。いつも通りに書いたほうが面白いもん」

「クララは出したいんだけど」

「あんた、いつもクララに遊ばれてるでしょ、それを書けばいいんだってば!」

 そういわれて横を見たら、あきれた顔でクララが眺めていた。


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