東京女子医大病院遠かった
実家に行くより遠かった。
火曜日に妹を診てくれたくれた先生の本来の勤務地が東京女子医大だったから、アレルギー大魔王の妹を自分で診察できるところに紹介状を書いてくれたのだが、田舎者の私にはまるで小旅行だった。
何しろ小湊鉄道沿線で40数年を過ごした私には、今住んでいるところでさえ、人が多すぎて辛い。
それなのに都内から一人で帰ってこなければならないなんて。
行きはよかったのよ、介護タクシーだったから。
だけど、行ったことのない所から、スマホの地図だけを頼りに帰るなんて不安だったらありゃしない。
昨日は大変な一日だったのよ。
朝9時に自宅を出発、どのくらい時間がかかったか知らないが、着いた早々入院棟に案内されて、受付しましたか? と聞かれた。
はらね、受付しなきゃ初めての病院に入れてくれるはずがない。
もう一度、初診の受付に帰って、耳鼻咽喉科の外来を受診したら検査が一杯あって、二階から地下一階また二階に帰って、ほかの棟に行って、「後は午後だから売店でお弁当買って食べて、二時半までに帰ってきて」と言われて、二時半から、神経の検査を受けて、やっと入院棟に。
入院棟に行ったら、入院の説明を受けて、入院の手続きに行ったら、保証金10万も払うんだって。
「持ってきてません」と言ったら、「緊急入院だからあとで持ってきてください。障碍者の受給者証は使えませんから、限度額認定書を持ってきてください」と言われた。
なるほど、ひとつ勉強になった。
入院の手続きをして、アレルギーの説明をして、飲んでいる薬の確認をして帰っていいと言われたのは6時過ぎだった。
妹は顔面神経麻痺を治すために大量のステロイドを点滴で投与する治療が開始された。
「明日は来ないよ」と言って家路についた。
舎人ライナーに乗って、京成線に乗り換えて、津田沼で降りて、途中ですき家で牛丼を食べて、家に着いたら8時半だった。
頑張ったなあ、あたし。
さあ、猫のクララにご飯をあげよう。
洗濯をしてお風呂に入って、さっさと寝よう。
寝たよ。