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笑えない心療内科……☆☆
今日の午前中、心療内科のクリニックを受診した。なんだか、最近得体のしれない恐怖に取りつかれていて、昨日は夜血圧が急に上がったような気がして、急いでベッドに横になった。
少し時間が経って、血圧を計ったら、はじめは少し高かったが、いつもと変わらないところまで下がったので、気のせいだったのだろう。
心療内科に通院し始めたのは、色々病気をして入退院を繰り返す妹が6か月の長期入院の末に、廃用症候群で歩けなくなって、帰ってきて、心療内科に車椅子で連れて行ったときに「先生、私疲れました」と言ったら「じゃあ、お姉さんの予約もとりましょう」と言ってもらってからだから、もう5年になる。
妹の通院介助はヘルパーさんにお願いして、別々に通院している。
それで、心療内科で分かったことは、妹は知識は大人だが精神的には子どもだそうで、親を頼る子供のような感覚なのだそうだ。
なんたること、母もそんな感じのひとで、私たちを育ててくれたのはほとんど祖父母だった。
母も妹も「金は天下の周り物、使わないと回らない」が口癖で、お給料はもらったら使うものだと思っていて、病気で仕事を辞めてから、5年間よく生活できたものだと感心しておる。
今の自分は何もかにもが怖い。
お金がないのも怖いし、コロナも怖い。
それなのになぜか根拠のない自信だけはあって、きっと妹と今のままで猫と一緒に暮らしていけると思っている。
この矛盾した心境はなんなのだろう。
妹の行動は客観的に見れば面白いと思う。
突然歩けなくなって、5年も経つのに、いつかまた歩けるようになる、と希望は捨てていない。家の中で楽しみを見つけることも上手だ。
それなのに外に出ると、たばこのニオイで過呼吸になり、喘息を起こす。化学物質もダメ出し食物アレルギーもある。
そんな体でよく保育士が勤まったと不思議に思うが、好きで選んだ仕事に就けた妹をうらやましく思っていた。
今は、保育士にならなかった方がよかったのかもしれない、と思っている私がいる。