歯の治療は大変です……🦷🦷🦷
今日は歯の治療に行ったのですが、私は脳性麻痺で全身に不随意運があるので治療は大変なのです。
治療してくれる歯科医師はむかし一緒に働いていた女性の先生なので、ゆっくり時間をかけて、口をあいていられる時間を見ながら治療してくれます。
むかし、歯科医院で、受付と医療事務の仕事をしていました。
脳性麻痺なので、言語障害があるのですが、そこの院長は変わっていて「あなたの言語障害は相手に通じないほどの障害ではないので、受付やってください」といわれて、不安でしたが、やってみたら、普通にできました。
でも、それは、そこだからやらせてもらえたことだったのです。
市役所や県庁のバイトは言語障害の理由に断られました。
デパートのパートも断られました。
紹介してくれた友人や知人に申し訳ないなぁと思いました。
学校は普通に健常児といっしょに通っていたし、成績は悪くなかったので障害のある自分がくやしくてなりませんでした。
自分はほかの人とは違うから、普通の幸せはあきらめました。
恋愛も結婚も自分には関係ないと高校生の頃にはあきらめました。
考えが変わったのは、弟夫婦の子どもたちが、私になついてくれて、どこにでもいっしょに来てくれたので、とても幸せだと思いました。
そこから、人生をやり直そうと思って、福祉について勉強して、福祉の道に進むことにしました。
資格を取って、スキルアップしてケアマネになりました。
むかし不採用になった、市役所や県庁の窓口で「お世話になっています」といわれて「勝った!」と思いました。
福祉の扉を開いてくれたのは、高校の同級生でした。アルバイトの声をかけてくれて、ホームヘルパーの講座も紹介してくれました。
学生時代の自分を見ていてくれた人がいたことが嬉しかったです。
私は、自分の人生をやっと認めることができました。
そのことをほかの人にも知ってもらいたいと思うようになりました。
それが物を書きたいと思ったきっかけかもしれません。
歯の治療をしてくれているのは、40年以上の付き合いの友人なのです。
いつも大変なのに、ありがとう。