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不安が不安を呼んで

怖くて怖くて、血圧がどんどん上がっていく。

クララちゃんが怖がりの私のベッドにいっしょに寝てくれている。

しかし、血圧が上がっていたのは、怖がりの私がパニックっただけだったようだ。

ごめんなさいね、救急隊のみなさん。

だって、本当に怖かったんだもの。

血圧が200を超えて、動悸がして、息苦しくて、思わず救急車を呼んでしまった。

その日から、血圧高めで怖くれお風呂に入るのも命がけだった。

怖すぎて、生活習慣病内科に緊急受診したら、看護師さんに計ってもらったら高くなかった。

ドクターに言われてしまった。

「何があったの?」

「妹が顔面神経麻痺で入院して、退院したあともご飯を食べなくて、どうしたらいいのかわからなくて!」

「それは精神的に疲れているんだよ。安定剤をあげるから飲みなさい」

「安定剤は飲んでます」と言わなけば、と思っていたが、それでも不安はぬぐえなかったから、もらっておこう。

家に帰って飲んだら落ち着いた。

そして、今日、心療内科に受診したら、「それはボクが出す薬だよ。ここにきてるのは生活習慣病の先生は知らないの?」

「知ってます。だから日数は少しです」

「よっぽど、年末から疲れちゃったんだね。」

「あ、はい首がボキボキいってて、凝りすぎてて怖くて、筋肉の緊張を緩める効果のあるやつください」

「どうして、そんなに怖がりなんだろうねぇ」

「人間の顔がみるみる麻痺して動かなくなるのをまじかに見たら、想像以上に怖かったです」

ケアマネをしていたときは、けっこう平気だったんだけど、仕事を離れたらただの素人で、脳の変化は怖い。

だから、医療ドラマが苦手なんだと思う。

「トップナイフ」は見るけどね。



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