![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42381030/rectangle_large_type_2_5f23a83f6cdaa6545d676055a90140c2.jpg?width=1200)
情けない顔をしておるのう、ひげがタヌキみたいじゃぞ……❣❣
あたし、いま見られてる。
あんたたち。ずっとそこにいるの?
「そうじゃよ、わしらはぬいぐるみじゃからのう」
でも、あたしは知ってるよ、夜中に恵子と遊んでるでしょ。あたしは佐代子のベッドで寝てるから、知らないと思っているでしょ。
佐代子だって知ってるわよ。
「なぜ知っているのじゃ❣」
だって、恵子は歩けないって言ってるけど、朝起きると枯れたポトスがゴミ箱に捨ててあるもの。
「それとわしらが関係あるのかの」
手伝っているでしょ、一枚づつ捨ててるでしょ。手が汚れているわよ。
「まあ、よいではないか、本人が歩く気になるまで気長に待ってやるのじゃな」
まあね、佐代子が動けるうちに、その気になるといいけどね。
「本当にのう!!」