見えない障害の生きづらさ
私は脳性麻痺なので、見てわかる障害です。
私がいけばなを習っているというと「すごいわね。頑張っているのね」と言われます。
看板がある。というとえらいのねえ、と感心されます。
私は頑張ったつもりも努力したつもりもありません。毎週ほかのお弟子さんといっしょにお稽古をして、研究会に出席して資格を取得しただけです。
脳性麻痺の障害者だと、市役所に行くと用事に話しかけるように話しかけてくる職員さんがいて、「あたし、知的障害はありませんよ」と、いつもムカついていました。
ところが、妹が心を病んだ時に見えない障害はもっとつらいのかもしれない、と思いました。
ふたりで歩いていると、大概の人は妹に話しかけるので、妹はパニックを起こして過呼吸になったり、叫んだりして、かわいそうに、と思いました。
いまは病気が原因で妹も車椅子になったので、高齢に近い障害者の姉妹として、私たちの生活を社会に発信してみようと考えています。
ちなみに私はケアマネージャーで妹は保育士でした。
少しは相談にも乗れると思います。
何を書いたらいいのか少しずつ見えてきたような気がします。