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「車いすのお姫さま」世に出したいです……🌸🌸🌸
昨日は「季節風」の春研でした。
私は児童文学を書き始めて5年くらいになりますが、小説家になりたい、と思ったのは13年くらい前で、いまは亡き友人が「あなたにはとっても面白いおかあさんがいるんだから、書いてくれないかな」といったからです。
友人は全身麻痺で一日のほとんどを寝たきりの状態で過ごしていました。
「毎日あなたのおかあさんの話しを聞きたいけど毎日来てもらうのは無理だから書いて、そしたら毎日ヘルパーさんに読んでもらえるから」といってくれたのがきっかけで、1年がかりで書いて1013年に「かねさんのひだまり」という私小説を自費出版しました。
出版費用は友人が出してくれました。
その友人は出版の翌年に亡くなり、母はその翌年に亡くなりました。
目標を失くしていた私に、亡き友の友人が言ったのです。
「水本さんの夢は童話作家になることだったんだよ。引き継いであげられないかな」って。
そんなわけで、自分から目指したわけではないから、自分にそんな才能があるとは思えず、ただ水本さんがこの世の中に生きていたことを書き残したい、と思っていました。
季節風に入会して、丸3年が経った頃、深呼吸をして「車いすのお姫さま」を書きました。
続編の「佐紀のボランティア事始め」の講評を読んで、水森さんのことはよくわかったけれど、主人公のことが見えてこない、と書いてあって、やっぱり水森さんがそこにいることの意味を書きたいと思っていたので、佐紀の存在がおろそかになってしまいました。
難しいです。
少しほかの作品に取り組んで考えます。