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最後の挑戦


みなさんこんにちは。

この時期はドラフト会議に戦力外通告など野球界で新陳代謝が起きる時期です。

そして何よりトライアウトの時期です。
夢を求めてこのトライアウトのために日々、努力を重ねてきた人はこのnoteを読んでいる方の中にもいるのではないでしょうか。

私もそのうちの1人です。


遡ること7年前。2017年4月に私は大学の野球部を辞めました。

ちなみに大学の野球部に合流して2ヶ月という早さで辞めました。

この数ヶ月前のまだ高校生だった頃には、大学に入ってこんな未来が待ち受けていることなど1mmも考えていませんでした。

考えていたことといえば、「高校ではレギュラーになれなかったけど大学では頑張ってレギュラー獲ってドラフト会議で選ばれるような選手になるぞ!そこでプロ野球選手になれなくても社会人野球で野球を続けて28歳まで夢を追い続ける!」という今思えば恥ずかしいですが、そのような甘ったれた考えでした。


なのでまさか大学の野球部を辞めるだなんて、しかも2ヶ月で。そんなこと考えるはずもなかったわけです。


それから現在までの7年間は、本当に色々ありました。履歴書はカタカナばっかりだし、マイナンバーカードは2枚目だし、車は3回も乗り換えたし、多分10回くらい引越しもしたし、3回もクビになった。

想像しなかったくらい色んな土地に住むことになったし、たくさんの人と繋がることができた。

鬱にもなって、社会人も経験して、クラウドファンディングをして、高校野球の外部コーチもやって、トレーナーの資格も取って、結婚もして子供も産まれて。


18歳のあの頃から、大学の野球部を辞めたこと、大学を辞めたことに後悔は一つもなかったですが、「大学を辞めて、プロ野球選手にもなれなかったら自分の将来は大丈夫なのだうか」と少々の不安はありました。

けれど、今振り返ってみるとこんな踏んだり蹴ったりな7年間の中で嫌なことや苦い思い出がたくさんありました。ほんとに辛くてどうしようもない時もたくさんありました。

けれど、それ以上に良い出会いや素晴らしい経験を得ることができました。


もちろん大学にそのままいて素晴らしい未来になっていた可能性も無くは無いと思いますが、これまで出会って来た方たちとは巡り会うこともなかったし、何より大好きな妻と息子とも出会うことがなかったでしょう。


辛い時も歯食いしばって踏ん張ってきたから出会えた人たちが私にはたくさんいます。自分のこれまでの挑戦はこれらの素敵な出会いをもたらしてくれました。


これまでの7年間で幾度も挑んできたトライアウト。今年も受けます。受けますよ!

そして今年が最後の挑戦になります。

26歳で妻子持ち。それで独立リーグを目指してトライアウトを受けるなんて人なかなかいないのでは無いでしょうか?


そして何より最後の挑戦を気持ちよく応援してくれる妻には感謝しなければいけないですし、一緒に頑張ると決めてくれた覚悟には応えたいと思っています。

これまで仕事と野球で家を空けることが多くたくさんの負担をかけてしまったのにも関わらず、トレーニングに行く時間を作らせてくれたり、練習に付き合ってくれたり、軽食の準備などさまざまな面でサポートしてくれていました。

ほんとにすごい人。



おわりに

このnoteはトライアウト会場の金沢に向けた電車に揺られて書いていたわけですが、今回の旅は「藤沢駅」から電車に乗りました。

藤沢駅の風景は過去の思い出を蘇らせてくれます。藤嶺学園藤沢高校のある藤沢。高校生のあの頃も思い出しますし、大学の野球部を辞めてからもグラウンドを借りて練習していたのでその頃も思い出しますし、ジェイファムで働いていた頃は藤沢の店舗に勤務していたこともありました。

そんな過去を色々思い出しながらここまでのnoteを書きました。

最後の挑戦だから色々な思いがありますが、泣いても笑っても、もうやるべきことは終えました。

あとは明日のために準備を120%で挑むだけ。

最後の最後まで抜かりなく。泣いても笑ってもトライアウトは今年で最後になるはず。


死ぬ気で楽しむぞ!



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藤原 蔵太 / Kurata  Fujiwara
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