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【パートナーインタビュー】明石酒造から見たKURAND

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDが販売している約500種類を超えるお酒は、高い技術力を持つ酒蔵と企画したクラフト酒です。私たちは小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルを「クラフト酒(くらふとしゅ)」と呼んでいます。

今回の記事では、パートナー酒蔵をご紹介します。焼酎「紫貴」や「ダルメシアン」などのKURANDのクラフト酒を造る宮崎県の「明石酒造」より、常務取締役で杜氏の明石さん、 営業部部長の津貫さんにお話を伺いました。

明石酒造(宮崎県)
明治24年(1891年)創業、120年余続く歴史ある焼酎蔵です。優れた自然環境が育む原料と、えびの高原の原生林を伏流する良質清冽な水に恵まれ、伝統の醸造技術により丁寧な仕込み造りを実践することで、「心を酔わす」の社是通り、多くの人々を魅了するお酒を醸しています。

―KURANDとのお取組みがスタートしたきっかけを教えてください

津貫さん:商品としては約2年前、「紫貴」の商品開発をしたのが一番最初だったかと思います。もともとKURANDが社名変更する前、2015年ごろに一度商品開発の方が蔵を訪れたのがきっかけですね。まだECサイトが立ち上がる前で、飲み比べイベントなどに参加させていただいてました。

ECサイトの立ち上げのお話しや、商品開発のことは聞いていて、何か一緒にできたらいいなと思ってはいました。

ー最初にお取引きさせていただいた当時のKURAND(旧リカー・イノベーション)の印象を教えてください

津貫さん:当時はまだECが立ちあがる前でしたが、飲み比べのお店のほうで日本酒の酒蔵さん方が関わられているというイメージでした。日本酒蔵の方々は知っている方が結構いるのですが、「なんだか面白いことをやっているところがあるぞ」という噂は耳にしていました。

いかに日本酒や焼酎などのお酒を若者に手に取ってもらう環境を作るかという話は、最初に蔵を訪れていただいた際に聞いていました。立ち飲みで飲み比べできるお店や、飲み比べイベントなど、面白いなと思っていました。

若い方がやっている会社ではありながら、行政を巻き込んだイベントをやっていたりと、ちゃんとしている会社なんだなという印象はありました。参画させてほしいとすらと思っていましたね。

ーKURANDやメンバーのイメージを教えてください

津貫さん:なんだか新しいことをやってくれそうだなというイメージです。

明石さん:とにかくスピード感が速いなという印象が強いです。私たちも自社で商品開発をしていますが、少しずつ段階を踏んで進めています。その点KURANDは企画ができた時点で最後まで固まっているので、ご提案いただいた段階でそこに向けていいものを造り上げるだけという形で、ご提案から商品化までの速度に驚きました。

津貫さん:実は、少し前に入社した若い新入社員から「クランドって知ってますか?」と言われたことがあるんです。明石酒造がKURANDとお取引きしていることを知らなかったようで「こんな面白いことをやっているお酒の会社があるんです」と意気込んでいました。

それを聞いて、KURANDはお酒の業界で働く若手にも浸透していて、そこから学んでいる人も多いのだろうなと感じました。

―KURANDとの開発商品についてどのように感じていますか?

明石さん:いつもKURANDから提案される商品は面白い着眼点だなと感じています。「ダルメシアン」は特に驚きました。このネーミングとラベルは絶対に私たち造り手の目線からは生まれないなと感じます。こういった斬新さがKURANDが若者に刺さる商品を開発できる背景なのかなと思います。

津貫さん:SNSやECサイトのレビューで私たちの造ったKURANDのお酒を手に取ったお客さまの声を見ることも結構あるのですが、やっぱり造り手とは全く違った視点でお酒を見ているんだなと感じることが多いです。お客さまの投稿から「こんな風にこのお酒を見る視点があるんだ」と新鮮な気づきをもらっています。

―KURANDに期待していることはありますか?

津貫さん:リアルでの販売をしていると、一定数「自分は飲まないけど、お父さんが好きだから買いたい」という方がいらっしゃいます。しかしその多くが普段飲んでいるのが日本酒なのか焼酎なのかもわからなかったり、どんな味が好きかわからなかったりします。お酒の購買動機って「自分用」に購入されるのと同じくらい「贈答用」での購入シーンが多いと思っていて、業界全体でここをもう少し力を入れられたらとずっと考えています。

KURANDはお酒をギフトシーンで贈ることも発信していると思うのですが、そういったギフトシーンでお酒を選ぼうと思ってもらえるようなきっかけづくりとして、発信力に期待をしています。今後お酒の間口を広めるためにはギフト需要を広めていただきたいと思っています。

―今後KURANDとどんなことを実現したいですか?

津貫さん:今現在KURANDとやっていることはすべてが新しいことばかりです。ですがやはり造り手目線としては、今後長く酒造りを続けていける環境を作っていくことが大切です。そのためにも今いるユーザーはもちろん、これからクランドのユーザーになっていく方も含め、「お酒」というものの価値を多くの方に届けていきたいです。

今はオンラインのみの販売でやられていますが、例えば飲み比べイベントのようなものであったり、オフラインでユーザーの方とお話しできるイベントが出来たらとても嬉しいです。

―明石酒造さん、ありがとうございました!


以上、パートナー酒蔵の明石酒造さんのインタビューでした。KURANDでは、もっと多くの方にこだわりのクラフト酒と出会ってほしいという思いから、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンル「クラフト酒(しゅ)」の認知の拡大に挑んでいきます。

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