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【パートナーインタビュー】福井弥平商店から見たKURAND

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDが販売している約500種類を超えるお酒は、高い技術力を持つ酒蔵と企画したクラフト酒です。私たちは小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルを「クラフト酒(くらふとしゅ)」と呼んでいます。

今回の記事では、パートナー酒蔵をご紹介します。日本酒「幻の酒米を復活させた僕の物語を知ったら、君は何を想うだろうか。」や、果実酒「まぁるいれもんのお酒」など、たくさんのKURANDのクラフト酒を造る滋賀県「福井弥平商店」より、代表取締役社長の福井さんにお話を伺いました。

福井弥平商店(滋賀県)
琵琶湖と比良山を擁する滋賀県高島市で、260年以上に渡り酒造りを続けている酒蔵。地元で育まれた素材を原料に生み出したお酒をお客様に楽しんでいただき、「美味しい」や「嬉しい」が社会や地域貢献など“良いこと”に繋がるという好循環づくりを目指しています。

―KURANDとのお取組みがスタートしたきっかけを教えてください

福井さん:6、7年前くらいだったと思います。商品開発チームのメンバーから連絡があったのがきっかけですね。実は最初にご連絡をいただいたとき、KURANDのことは聞いたことがありました。

以前から周りの酒蔵の方や、お客さまからKURANDの名前を聞くことが度々あり、「面白いことをやっている会社があるな」と思っていました。なので、連絡が来たときはかなり前向きでした。

最初は正直どんなことができるのかわからず、かなりふわっとした感覚で話を聞きに行きました。実際にKURANDのメンバーに会ってみると、かなりしっかりしていて硬派な印象だったので驚いたのを覚えています。

―実際にお取引きが始まってからこれまで、KURAND印象に変化はありますか?

福井さん:KURANDの印象自体には変化はありません。ただ、お客さまの層がどんどん変わっていっているなと思っていました。お酒好きなコアな層から、どんどん20代の若いライトな層の割合が増え、それによってKURANDのやっていることが変化していっているなと感じています。

KURANDは、「こうでなければいけない」という固定概念があまりなく、柔軟にそのときに合わせて変えていて、それはとても難しいですし、純粋にすごいなと普段から思っています。

―福井弥平商店さんの社内からは、KURANDはどのように見えていますか?

福井さん:正直現場で酒造りをしている社員は、おそらくいつもびっくりしていると思います。次々と新しい商品の提案がありますし、そのどれもが斬新で面白いですし。もちろん定番商品もあれば、季節限定パッケージや、アニメやゲームとのコラボもあったりと、ほんとにバラエティ豊かだなというのは感じていると思います。

普段は商品を造ることがメインですが、たまにクランドの販売ページを見る機会があると驚くんです。クランドのサイトを見ると、自分たちが造ったお酒がどのように流通されているかを知ることができるので、1つの”もの”という認識から、お客さまに届けられる価値を実感することができるなと感じています。

―これまで日本酒から果実酒、プレミアムサワーベースと、さまざまな商品を一緒に開発してきましたが、一番印象に残っている商品はありますか?

福井さん:プレミアムサワーベースの「西予檸檬酒」ですね。とても開発に苦労したのを覚えています。実はそれ以前に自社商品で、日本酒ベースのサワーの素を造ろうとしたことがあったのですが、目指す味わいを造るには日本酒ベースでは実現できないと感じていました。

なので、KURANDからレモンサワーの素の開発の話を聞いたときは、どうしようかと思いましたが、自社商品ではできないことだからこそやってみようという気持ちでした。

でも、実際に商品開発を進めていくと、サワーの素だからこそわからないことが多く、炭酸をどのくらいの割合で割る想定なのかなど、商品開発期間のやりとりはこれまでのほかの商品に比べて圧倒的に多かったと思います。

―西予檸檬酒はKURANDのレモンサワーのお酒の中でも、上品な味わいが特徴だと感じているのですが、原料などでのこだわりはありますか?

福井さん:実は、西予檸檬酒には原料に梅酒を使用しているんです。梅酒ってリキュールの中でも甘さだけではなく、酸味や旨みなど、いろいろな要素が含まれていて、とても総合力の高いお酒なんです。

なので、梅酒を入れることにより味わいに立体感が生まれ、香料や酸味料などの添加物を一切入れていなくてもバランスの良い味わいになり、上品な印象になるのだと思います。

―今後KURANDにどんなことを期待しますか?

福井さん:KURANDがこれまでやってきたことは決して間違ったことではないですし、考えが大きく変わることはないんだろうなと思っています。これまではお客さまの変化や要望に合わせていろいろなことをやっていく会社という印象でしたが、今後はそれより半歩先に立ち、業界や市場に新しい提案をしていく会社になっていくんだろうなと思っていますし、それを楽しみにしています。

―福井弥平商店さん、ありがとうございました!


以上、パートナー酒蔵の福井弥平商店さんのインタビューでした。KURANDでは、もっと多くの方にこだわりのクラフト酒と出会ってほしいという思いから、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンル「クラフト酒(しゅ)」の認知の拡大に挑んでいきます。

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