
【私の教訓3】モノゴトを単純明快にする
私は何かやりたいことがあると、いつの間にかごちゃごちゃしてうまくいかないことがありました。
しかし、色々と模索した結果、モノゴトを単純明快にすることで目標達成のスピードが上がりました。
私は何か目標を決めたときに、行動よりも手段が気になってしまいます。
ツールをそろえたり、綿密な計画を立て過ぎたり、とにかく準備万端で進みたいという衝動にかられます。
ロールプレイングゲームでいうと、現時点での最強の武器防具をそろえて冒険に出発するような感じです。
準備をしっかりすることは大事なことですが、私はその準備がいつの間にか目的に変わってしまい、いつまでたっても行動に移すことができないタイプでした。
なかなかこの状態を抜け出せないでいるときに、あるテレビ番組を見て「はっ」と気付かされました。
それはNHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』を観ていたときのこと。
秋山好古を演じる阿部寛さんが弟の真之に、家に茶碗が一つしかない理由を話すシーンで次のことを言っていました。
「男子は生涯一事をなせば足る」
「そのために、あえて身辺を単純明快にしておくんじゃ」
身の回りのものを増やさずに単純明快にし、一つのことに集中できる環境をつくることに気付かされました。
モノ以外にも、考え方や計画など、ありとあらゆることに通じる内容だと解釈し、それ以降は何事も単純明確にするようにしています。