【必聴】ギタリストが通る60年代ロックの名カバー曲(エリック・クラプトン編)
ギターを始めた当初、「これってカバー曲だったの?」とビックリした曲がたくさんありますが、そもそも「曲をカバー」とは何なのでしょうか。
いろいろ意見はあると思いますが、私はこう定義しました。
「カバー曲とは、原曲に敬意を払いつつ、新たな可能性を加えた作品」
原曲とそれを生み出した作曲者に敬意を払うことは当たり前です。
そして、原曲のまま演奏してもただのコピー止まりになってしまうため、新たな可能性を加えることは特に大切です。
たくさんの名カバー曲がある中で、一番最初にびっくりしたのはクリーム(Cream) の『クロスロード(Crossroads)』という曲でした。
クリーム(Cream) / クロスロード(Crossroads)1968年
エリック・クラプトン(Eric Clapton)が弾くこのクロスロードのギターリフはシンプルにかっこよく、誰もが真似するのではないでしょうか。
クロスロードは1968年のアルバム『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』で聴くことができ、途中のギターソロはお手本中のお手本です。
私もギターを始めたころは、このリフとソロを一生懸命コピーしました。
当時はCDを再生してスピーカーから流れる音と市販されていたTAB譜を見ながら運指を覚えていました。
今の時代だとライブ映像も一緒に観ることで、音と指板の位置関係がよりはっきりと分かって、早く上達することができそうですね。
で、いちばんビックリしたのが、次のクロスロードの原曲を聴いたとき。
ロバート・ジョンソン(Robert Johnson) / クロスロード・ブルース(Cross Road Blues)1936年
「このロバート・ジョンソンの原曲から、なんであのリフが思いつくのか?」と言いたくなるくらい、原曲の雰囲気はまったく違います。
クラプトンの新しい可能性が、あの名リフを生み出したとしか言えないですね。
ギタリストを虜にしてしまうクリームのクロスロードは、ギターを始めた当初から変わらず私の中で輝き続けています。
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