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「音楽をたくさん聴け」を鵜呑みにしない。必ず「考えること」をプラスする。

高校2年生の時に、友人にバンドに誘われて楽器を始めました。
初心者の頃、よくバンド関連の雑誌や音楽番組を観て、演奏技術を上げるための参考にしていました。

いろんな情報を集めていくうちに、多くのミュージシャンが同じことを口にしていることに気づきます。

それは「音楽をたくさん聴け」と言う言葉。

たくさん聴けば、それだけ自分の音楽の引き出しが増えて、演奏のバリエーションが上がるといった意図を含んでいると思いますが、この言葉をそのまま鵜呑みにしてしまうと非常に危険です。

特に真面目すぎる人とか、言われたことを素直にやる人とかは注意が必要です。

当時の私はこの真面目すぎるタイプでした。
いろんな音楽をたくさん聴きましたが、本当にたくさん聴いただけでなんの向上もありませんでした。

実はただたくさん聴くだけではダメで、必ず音楽を聴いたら「考える」ことをプラスしないと上達しません。

「なんでこんな曲の構成なんだろう」
「ギター歪み過ぎじゃないかな。もうちょっと抑えたらいいのに」
「ボーカルリバーブかけ過ぎ。浅くかけるくらいがちょうど良いのでは?」
「イントロが凄くかっこいい。この構成をアレンジすると自分の曲に使えるかも」

このように、曲を聴いたら自分で考えることをプラスすることで、ようやく自分の音楽の引き出しが増えて上達します。

自分の正直な考えと向き合うことが、成長するための第一歩です。

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