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作りたいのはもっと「あいまいな世界」

はじめまして。倉本衣織です。2024年を終える今、私はモザンビークで食品物流のサプライチェーンマネージャーをしています。私がここで頑張る理由を、人生かけて実現したいミッションとして、ここに残しておきます。


違っていることは間違いなんだろうか

違っているだけで間違いとみなされる。そう感じること、身近で起きていませんか?みんなと違うからクラスに馴染めないとか、年の離れた上司と分かり合えなかったりとか、性別が違うからなんか対応が違うとか。

人種、宗教、国籍、性別、年齢、言語、文化。
私たちの生きる世界には、それらが違っているだけで起きている争いが存在します。 違っていることは間違いでしょうか?そんな世界に次の世代を送り出したいですか?それが、私が世界に抱く違和感です。

作りたいのはもっと「あいまいな世界」

白か黒かどちらかしか選択できないのではなく、その間の色、濃淡を許容できる世界を作りたいと思っています。それを許容できる人財を世界に増やしていきたいです。
そのために私がとっている行動は、人種、宗教、国籍、性別、年齢、言語、文化の異なる環境に身を置いて、共に考えること。対立する社会の真ん中に立つことを体現するために、将来は国境なき医師団に参加して国際チームで働くことを目指しています。

今、私にできること

今は、食品物流のサプライチェーンマネージャーをしています。2017年創業、がっつりアフリカベンチャーです。創業期から転換して爆速成長フェーズに入ったタイミングで参画することができました。

新調したリーファーコンテナ。毎日新しい変化がある

誰でも運用できるシステムをつくって、強いチームをつくること

人財育成スキルが求められていることを強く感じます。日本との大きな違いは、雇用が完全に買い手市場なので「変わりはいくらでもいる」という思考前提があること。自分でも踏み込んだとこのない領域に到達しないと成し遂げられないなと実感しているので、マネジメント経験者の皆様にはいろいろ相談させていただきたいです。

パックハウスの朝はトマトの選別から始まる

”先進国から途上国への支援”はなくなればいい

私は、2年間の青年海外協力隊プログラムを1年間に任期短縮して、この機会を得ました。青年海外協力隊は、やってよかったと思っているし、辞めてよかったと思っています。
国際協力と呼ばれる”先進国から途上国への支援”は、将来的になくなるべき。国際間の協力は外交が主目的で、対象地域の本来の成長を促しているとは限らないからです。地域が自分自身を自律的に成長させる方法を見つけて、さらに持続させる世界をつくるために、これからは政府間のコミュニケーションだけではなくて、個人が直接かかわる機会が必要です。

協力隊時代に訪問していた農村のママたち

組織の方針と違うからできないとかそんな言い訳なしに、個人だから許容できるという立場を最大限利用して、途上国ビジネスにおけるもっと「あいまいな世界」を体現したいと思っています。

日本国内の農業、食糧供給に携わってきた経験を通して、私は今の自分にできることをしています。この地を離れても、現地で出会った人々とは関係を続けたいし、知らない人には知ってもらいたいです。そのために発信する決断をしたので、ご興味ある方はぜひフォローしてください!

「あいまいな世界」のテーマがTシャツになりました

ASIA T-shirts VOICE GATHERINGというプロジェクトで、私の想いをデザインで体現したTシャツを販売していました。ほしいかもという方は、インスタでDMください!

ambiguous world = あいまいな世界


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