ゲームの話:冒険者ギルド物語2
これ
iPhone限定のゲームです
こんなゲームをもう一年以上やっています。
内容
キャラクターを登録してパーティを組み、ダンジョンに突っ込ませるだけの放置系トレハンゲーです。
世界観は剣と魔法。
ダンジョンにある記録と、NPC達の掛け合いでストーリー進行がなされていく形式のもの。
実に単純。
ゲームデザインと面白さ
さて、この冒険者ギルド物語2。
概要で説明するのがものすごく簡単で、ものすごく単純なゲームです。
強いアイテムを拾って、装備して、ダンジョンに突っ込ませる。
あとは10分なり、30分なり、1時間なり放置するだけ。
ゲームバランスは極めて悪く、ユーザインタフェースは劣悪。
だけどめちゃくちゃ面白い。
……という、かなり変わったゲームです。
ゲームバランスが面白さと直結しないことを教えてくれる非常に良いゲームです。
次項は何が面白いの?という点について。
面白さの源泉
さて、この冒険者ギルド物語2(以下冒ギル)
ドロップアイテムの所持事情で各ダンジョンの攻略難易度が変わりまくってしまうという
トレハンゲー特有の危うさが非常に大きなゲームです。
しかし、これが一番大きな醍醐味の一つと言っていいでしょう。
冒ギルはいわゆるテンプレートパーティを組むゲームではあるのですが、他人の完コピは不可能です。
あまりにもドロップアイテムの質にバラツキが発生しまくるため、どこかしらのダンジョンで必ず壁にぶち当たります。
で、ここで完コピ不可能っていう要素が効いてきます。
自分の懐事情から最適解を組んでダンジョンに突撃させ、攻略する。
という体験が待っています。
この成功体験のようなものは各自プレイヤーに委ねられた事情であり、プレイヤーの数だけ存在するストーリーになります。
まあとにかくこれが強い。
ああしたこうしたと言う攻略方法の万別さも聞いていて面白く、また、そのキーアイテムを知ると他人の所持するアイテムが羨ましくなる(あるいは、自分の持つ逸品への愛着も)。
交流の生まれやすい事情を持っているこのゲームは非常に完成度が高い仕上がりになっていると感じています。
ゲームバランスの悪さが攻略の楽しみを増し、ユーザ体験を良きものとする。
ゲームデザインの完成度がそのままゲームの良さになっている点が、このゲームの最も良い所。
トレハンとしても優秀で、汎用の強化レアが極低確率で出現するためにそれを自慢したり強いのか話の種に出来るあたりも話題性として◎。
強いものは強く、弱いものは使い道を考える。
そういうゲームデザインの良さがこのゲームは突出して素晴らしい。
おわりに
ストーリーもスパイス効いててホントに経験少ないのかわからないくらい王道です。
買い切りのアドオンくらいしか金がかからないので、ちょっとした遊びにはちょうどいいですね。
今回は、以上です。