#4「「具体⇄抽象」トレーニング」を読んで
GW最終日。読書weekだったけれど、なかなか有意義な使い方だった。いつもは降りない駅のカフェが勉強カフェになっていて、こんなに休みの日に勉強(仕事かも)をやっているのかーと思ってよい刺激になった!
今日は画像は違うけれど、同じ著者である細谷功さんの「具体⇄抽象」トレーニングを読んだのでメモ。まさに私はこの本で言われている「具体の世界の人間」で、どういう考え方や視点が足りないのかよくわかった。
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具体と抽象を理解することは、自分の頭で考えるための方法論を理解することである。学校の勉強はこれが正解という正解があるが、社会に出ると仕事や生活におけるほとんどのことは、そもそも絶対的な正解はなく、「これを解として先に進んでよいのだろうか?」という自問自答の戦いになる。
まずは、その「もやもやに耐える」ことから始めてみて下さい。
その人やその状況において、その人が「最善だと思う選択肢」のみがあり、それをどこまで自分で信じられるかどうかで、それが「正解」になるかどうかが決まる――。(中略)各個人にとって自分が下した意思決定を行動に移す場面においては、「全て正解」だと思い込んで実行に移すことが重要です。
この文章だけで、もうこの本買ってよかった!となった。私は基本的にこのもやもやに悩んでなかなか決断できずにいるので。
問題解決は、「具体⇒抽象⇒具体」というのが、表面的な問題だけではなく、根本的かつ本質的な問題にたどり着ける考え方である。例えば、「具体⇒具体」の問題解決だと、表面的な問題解決になってしまう。例えば、言われた通りにそのまま対応するパターンか顧客に値段が高いと言われたので、値下げするというような解決方法になる。「抽象⇒抽象」の場合は、机上の問題解決になり、顧客のニーズが把握できていないので、適宜対応策を強化するというような漠然とした解決方法になる。
根本的な解決には、現実の事象を具体的にとらえて、それを一度高次の視点でとらえて、根本的な課題を追求したあとに、その解決策を実践に導くために再度具体的にするという具体と抽象の行き来をすることが大切である。
「具体化」は、比較的わかりやすく、具体を理解している人は具体はわかるが抽象は理解できない、抽象を理解している人は具体も抽象も理解できるそうなので、「抽象化」とは何かについてメモ。
「抽象化」とは
・まとめて一つにすること
・線引きすること
・一言で表現すること
・都合のいいように切り取ること
・目的に合わせること
・捨てること
・言語化・図解すること
・自由度を上げること
・次元を増やすこと
・見えない線をつなぐこと
・マジックミラーを破ること
・whyを問うこと
・メタで考えること
・全体を俯瞰すること
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具体と抽象の行き来ができるようになれば、仕事でも何を言っているかわからないことや新しい事業のアイデアもでるかもしれない。
またひとつ賢くなりました。