2月23日「きこえる世界」
聴こえるというのはどこか別世界のようなものだ。
聴こえていた過去はもうどこかへ行った。
人の話を聞いて、そっか。聴こえると、そうやって理解するんだな。そうやって判断するんだなと思う場面があった。
自分の声さえも掴めない、車の音も聞こえない私からしたら、音を聞いて自分の行動を変化させる、理解する、判断する…聴こえると便利だなと思った。
障害の否定でもなんでもなくて。ただ便利だなという現実を目から吸い取ったのだった。
けっこう辛くて誰かに言いたかったけど、障害を受容してないというふうにとられたら心外だなと思い言葉にできなかった。Yさんの前で気持ちを吐露してから持ち場に戻る。
今日も頑張った。聴こえる世界で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?