2020/6/5 マレーシアの教育省が発行した学校の再開に関するガイドライン
※マレー語の原本は、マレーシア教育省のサイトからダウンロードできます。
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今回のnoteは第6項の途中まで無料でお読みいただけます。続きを読みたい方、クラクラをサポートしたいと思われる方は、マレーシアのファミマのチーズプディング1個分くらいのお値段でnoteをご購入いただければ幸いです。約1万文字ほどの超大作です。
寮に関する規定については省略してあります。ご購入いただいた方でそこの和訳を希望される場合、コメント欄でお知らせください。
1. 目的 (省略)
2. 背景
2.1 MCOについてのこれまでの状況 (詳細は省略)
2.2 このガイドライン策定の流れ (詳細は省略)
2.3 教育省は、学校の再開日を少なくとも再開日の2週間前までに告知します。これにより、学校は生徒、教師、その他職員の安全と健康を守るための準備を行うことができます。
2.4 健康の維持と、ソーシャルディスタンスは、学生、教師、その他職員間の新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための学校運営の重要な部分を占めます。
3. ガイドラインの目的
このガイドラインの目的は、以下の点を達成することです。
3.1 学校および寮の運営を組織的に円滑に行うこと。
3.2 生徒、教師、その他職員が学校内および寮内にいる間の安全と健康を優先させること。
3.3 安全な状態で教育プロセスを実行すること。
4. 用語の説明
4.1 症状:熱(体温が37.5℃以上)、咳、風邪症状、喉の痛み、呼吸困難などの新型コロナウイルスの初期症状
4.2 教室:教育を行うために使用されるクラスルームおよび特別ルーム
4.3 外国人教員:法的に有効なドキュメントを持つ外国人の教員
4.4 私立学校:第550法に基づいて教育省に登録された全ての私立学校(詳細は省略)
4.5 外国人生徒:法的に有効なドキュメントを持つ外国人の生徒
4.6 ソーシャルディスタンス:全ての活動において、人と人との距離を最低1m取ること
5. 役割と責任
関係者の役割と責任は以下の通りです。
5.1 学校管理者
5.1.1 校内を安全な状態で運営できるようにすること。
5.1.2 校内にいる生徒、教師、その他の職員が、健康的で安全な環境で生活できるようにすること。
5.1.3 新型コロナウイルスの感染拡大について、生徒、教師、その他の職員に対して説明および教育を継続的に行うこと。これには、健康を保つために重要な、手洗い、ハンドサニタイザーの使用、必要な場合のフェイスマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保について詳しく説明することが含まれます。
5.1.4 生徒、教師、その他の職員がガイドラインに従っていることを確認すること。
5.1.5 JPN, 教育委員会、PTAおよびその他の関係機関を生徒が利用できるようにすること。
5.1.6 教育の進行状況を見守り、教師を適切にサポートすること。
5.1.7 保護者に生徒の学習状況を報告すること。
5.1.8 教育省が発行したガイドラインに基づいて、また教育委員会や地域の保健局などの関係者の意見を考慮して、学校運営上の問題を解決するための決定を行うこと。
5.2 教師
5.2.1 指導要綱に沿って日ごとの学習計画を立て、学習記録を作成すること。
5.2.2 生徒の準備状況と現状に応じて教育を行うこと。
5.2.3 常に清潔さとソーシャルディスタンスを守るように生徒を指導すること。
5.2.4 症状のある生徒がいた場合、学校管理者へ報告すること。
5.3 保護者
5.3.1 子どもが健康に生活し、清潔さを保ち、登校前に新型コロナウイルス感染の初期症状が出ていないことを確認すること。
5.3.2 保護者の能力に応じて、子どもの学習をサポートすること。
5.3.3 子どもが学習意欲を持てるように助けること。
6. 実行する事柄
6.1 学校運営
6.1.1 登校する教師と生徒は以下のとおりです。
(a) 教師の登校の有無は、JPA、首相府、教育省の指示に従います。
(b) 学生の登校は段階的に行うものとし、SPM、SVM、STPM、STAMの各種試験を控えている生徒(特別支援学級の生徒を含む)から登校を開始します。
(c) bに当てはまらない生徒は、教育省が追加の通達を出すまでは、引き続き在宅学習を行います。
6.1.2 州の許可を得た後に、授業時間を延長することが可能です。
6.1.3 大勢の生徒、教師、その他職員が集まる集会および関連するその他の活動は禁止とします。
6.1.4 学校管理者は、インフラ管理、生徒・教師・その他職員の安全、教育、保護者の役割、寮の管理という5つの分野に焦点を当てます。
6.2 インフラ管理
学校管理者は以下の責任を負います。
6.2.1 生徒の登校前および生徒の下校後に、すべての教室を含む学校の敷地内と建物が、毎日確実に掃除されていることを確認します。
6.2.2 生徒の手が届き、頻繁に触れる場所が重点的に清掃されていることを確認します。例:ドアノブ、電気のスイッチ、シンク、蛇口、エレベーターのボタン、便器の水栓、トイレの座面、特別支援学級の生徒の移動のための手すりなど。
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