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「値札のついていないものに対してお金を払う」ということの難しさ

みなさんこんにちは!業務改善職のオンラインコミュニティの準備を進めている倉林です。(コミュニティについてはこちらのnoteもご覧ください。)

このnoteの中で「値札のついていないものに対してお金を払う」ということの難しさ、について触れましたが、今回のnoteでは自分の体験を踏まえて考えていきたいと思います。

先日の出来事

先日、家族で買い物に行った時の話です。3人で駅前をぷらぷらしていると「ストリートパフォーマンス」をしている人がいました。パフォーマンスはもう終盤のようで、見始めて5分ぐらいで「最後の大技です!」というアナウンス。多分最初から最後までは40〜50分ぐらいでしょうか、最後の15分ぐらい、全体のおよそ1/3ぐらいを観ることができました。

最後の大技の前に、パフォーマーの方が「自分たちはこのストリートパフォーマンスでお金を稼いで生活していること」「みなさんの気持ちをお金に変えて欲しいということ」をきちんと説明していました。「そこの人、帰らないで〜〜」という自虐的なお約束ネタも交えながら😅

そして始まった最後の大技!肩車をしながらナイフを使ってジャグリング!ヒヤヒヤしましたが、無事成功!!盛大な拍手!そしてパフォーマーの方はシルクハットを持って観客のみんながお金を持ってきてくれるのを待っていました。
ホントにすごかったので私もお金を渡しに行こうと思ったその時、隣で見ていた家族がススーーーっと帰っていくではありませんか!?
おいおいw このタイミングまで観てから帰るってそのメンタル強くてすごいな!」と心の中でツッコミつつ、私は颯爽と財布を取り出して、

えっと、、、3人で、パフォーマンスの大体3分の1ぐらい見れたから、チケット代5,000円として、5,000円÷3×3人分 → 5,000円ぐらいかな?
あ、でもちょうど1,000円札3枚あるからこれでいいか。
出典:わたし

と頭の中で計算している自分に気づき、

あれ?これって(金額の大小はあれど)パフォーマンス終了直後に帰っていった親子と同じでは?
出典:わたし

もちろん、1円も払わないよりは良いと思うのですが、「値踏みをしてできるだけ安く済まそう」と思っていること自体は同じだな、と思いました。
例えばこれが「ストリートパフォーマンス 1人3,500円、途中からなら2,000円!」ってあらかじめ知っていたらこんなことを考えることもなかったと思うのですが…。
結局のところ「値札のついていないものに対してお金を払う」ということの難しさを痛感した出来事でした。

なぜ「値段」をつけるのは難しいのか?

なぜ「値札のないものに値段をつけること」がこれほど難しいのでしょうか?
これは個人的な解釈ですが、普段「値札のないものを取引する機会がない」ということと、「取引において払い過ぎない、もらい過ぎない」という意識が要因ではないかと思っています。

値札のないものを取引する機会がない

今の世の中、ありとあらゆるものやサービスがお金に換算されています。お店に並んでいるものはもちろん、SNSのいいねや、動画の再生回数なども全てのものが最終的には「いくら」と表現できるような状態です。
このような環境では「値札」がないものを取引する機会自体がなくなっているのではないでしょうか。

取引において払い過ぎない、もらい過ぎない

値札がないものを買おうと思った時、もしくは値札をつけずにものを売ろうと思った時、「払い過ぎない、もらい過ぎない」ようにするという意識が働いている気がします。
例えば、普通の缶ジュース1本5,000円で売り込まれても買わないでしょうし、逆にジュース買ってきてくれたお礼に100万円渡されたら「え?」ってなって素直に受け取りづらいのではないでしょうか?

等価交換という前提

つまり、私たちがものを買ったり売ったりする時は、現実社会の中での常識的な「等価交換」をしなければいけないという意識が強く働いているような気がします。(等価交換自体が悪い事ということではありません。)

「感謝の気持ち」と「お礼の行動」を隔てているもの

良いものを買った時・良いサービスを受けた時、「感謝をしたいという気持ち」が自然と湧き上がってきますが、この時「お礼をしたいという行動=お金を支払うという行動」を隔てているのが、「お金の保存機能」ではないでしょうか。

「お礼したい、けどお金も大切だから取っておこうかな」
「今1,000円を払わずに取っておいたら、明日美味しいものが食べられるかもしれないな」
「将来お金が必要なときが来るかもしれないから貯めておこう」
感謝の気持ちとお礼の行動の隔たり

このように、お金には「保存機能」があるので、持っていても価値は変わりません。 (円安とかは一旦おいておきます。)
普段の買い物を思い出してみると、「できれば安いところで買いたい」「お得なキャンペーン中に買いたい」と思いませんか?私は思いますw 
これは別にケチくさいとか卑しいとかそう言うことではなく、いま使っているお金が保存機能を持っているから、です。

新しいコミュニティでチャレンジしてみたいこと

新しいコミュニティでは「感謝の気持ち」と「お礼の行動」の隔たりを少なくして、もっと自分の感謝の気持ちを素直に表現したいと思っています。

そのためには何が必要か?
そうです!コミュニティ内で使うお金を変えれ良いんです!
というわけで、新しいコミュニティでは「保存機能がないお金=eumo(ユーモ)」を使おうと思っています。このお金は3ヶ月で消えてしまうという特徴があります。

「え?3ヶ月で消えるとか、もったいなくない?」
「消えたお金ってどうなるの?」
「お金がどんどんなくなるなんて、誰かがどこかで儲けているんじゃない?」
消えるお金ってなによ?!

この「eumo(ユーモ)」、3ヶ月で消えるという特徴の他にもいろいろな特徴があるのですが、それついてはまた別のnoteで紹介したいと思います!

新しいコミュニティの立ち上げ、引き続き一緒に楽しんでいきましょう!!

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