保険の落とし穴!?これを知らずに保険には入るな!!
終身保険、定期保険、定期付終身保険は、生命保険の代表的な3つの種類で、それぞれ特徴や役割が異なります。以下、それぞれの違いを簡潔に説明します。
1. 終身保険
終身保険は、一生涯にわたって保障が続く生命保険です。契約が続く限り、被保険者が亡くなった時に必ず死亡保険金が支払われます。また、解約した場合でも「解約返戻金」としてお金を受け取ることができるため、貯蓄性があります。保険料は一定で、長期間続けるほど貯蓄性が強くなるのが特徴です。しかし、保障が一生続く分、保険料は定期保険に比べて高めです。
特徴:
保障は一生涯続く
貯蓄性がある(解約返戻金あり)
保険料は比較的高め
2. 定期保険
定期保険は、契約期間が一定期間(例えば10年や20年)に限定され、その間に被保険者が亡くなった場合にのみ保険金が支払われます。契約期間が終了すると保障はなくなり、解約返戻金はありません。その分、保険料は終身保険に比べて安く、短期間に大きな保障が必要な場合に向いています。たとえば、子育て中や住宅ローンの返済期間中など、一定期間に高額な保障が必要な場合に選ばれることが多いです。
よくTVのCMに流れているのは、この定期保険10年型の金額を表示していることが多くあります。補償内容だけで言えば最も安価に作成できるものだからです。
特徴:
一定期間のみ保障が続く
貯蓄性はなく、解約返戻金はない
保険料は終身保険より安い
3. 定期付終身保険
定期付終身保険は、終身保険に定期保険を組み合わせたタイプです。基本的には終身保険の保障がありつつ、特定の期間(定期保険部分)においては、より大きな保障が追加される仕組みです。たとえば、家族を養う期間に多めの保障を確保しつつ、その後も終身保険としての保障を維持できるため、柔軟な保障設計が可能です。ただし、定期部分が満期になると保障額が減少します。
この内容をよく把握せずに保険加入している方が、日本では非常に多く見受けられます。
貯蓄性もあり、保障も充実というのはある意味では事実ですが、結果10年更新型の定期特約付きになっており、総保険料が非常に高額になるパターンで加入している方がおり、満期になっても解約返戻金は支払った金額のわずか数%なんというパターンもあります。あなたの保険も大丈夫ですか?
特徴:
終身保険+定期保険のハイブリッド
保障額を柔軟に調整可能
終身保険部分は一生続くが、定期保険部分は期間限定
まとめ
終身保険は、一生涯の保障と貯蓄性を持つが、保険料は高め。
定期保険は、一定期間だけの保障で、保険料が安く手頃。
定期付終身保険は、終身保障に加えて特定期間に大きな保障を得られるハイブリッド型。
それぞれの保険には特徴があるため、個人のライフステージや経済状況に合わせて選ぶことが大切です。
特に保険の見直しは、家の購入や、出産や転職など様々タイミングで必要となります。
長く入るものもありますが、定期的に保険の内容を増やす・変える・減らすなどの見直しをすることは重要です。