人生はチョコレートの箱?
年末とはちがうけど、3月末もちょっと別れがあったり、昔を懐かしんだりする、そんなシーズンでしょうか。ということで、思い出したこと。
映画「フォレスト・ガンプ」の有名なセリフです。
わりと昔から、たびたび頭をよぎる一節なんです。
実はこのセリフ、小学校の卒業文集に書きました。
映画自体は、子どもの頃に家族でレンタルか何かでみたような。
このセリフ気になるけど子どもには少しぴんとこなくて、父に解説を受けました。
「普段食べるお徳用チョコレートじゃなくて、
特別な宝石みたいなゴディバみたいなチョコレートの箱を想像してごらん。
開ける時ワクワクするでしょ」って。
今思うと、プレゼントでもらうような海外のチョコレートがあんまり身近じゃなくて、想像したその雰囲気に世界が広がる感じがして、心踊ったんでしょうね。
それと、卒業文集にちょっと背伸びした何かを書きたくて、これを選んだ気もします。あと、田舎の学校や周りへのアンチテーゼもあったかな。
(ちょっと大人は喜ぶ言葉だと分かって選んでそうなあたりも我ながら嫌な子どもだけど…)
とはいえ、このセリフが私の中にしみついているようです。
ときおり顔を出してくる。
「ね?開けてみないとわからないでしょ?」って言ってくる。
まぁ、たしかに今のところそのとおり。
結果的にはキラキラやワクワクの箱でない時の方が多いけど。
開けてみてから、わかることばっかりだったから。
いまの自分、予想してました?
これまでの人生、想定通りですか?
だって、生まれた地からこんな遠くに住んでますけど。
だって、この仕事、そもそも選択肢になかったですけど。
だけど、あきらめていた宝物が5年前にやってきてくれました。
ほんと開けてみないとわからない。