入谷で見つけた喫茶店の居心地が良すぎた。
コーヒー店「ジァン」。「ャ」でなく「ァ」に感じるこだわり。
入谷と鶯谷の間にある喫茶店。魚屋から始まったという場所。改装して喫茶店になったという。
英文が描かれた外壁が今どきのコーヒースタンドな雰囲気を醸すも、やさしい父さんな感じのマスターに物腰柔らかく迎えられる。ゆったりとテーブルが配置さるそこそこな箱。太い梁が存在感のロッジな感じ。
軽食のサンドイッチ/300円、自家製パン/250円、ケーキ/300円なんて財布にやさしいに釘付け。マキアートなんてのもあるんだなんて気になったけど、アイスカフェラテとリンゴのタルトにする。
甘めに作ってあるからというガムシロップを少しだけ注いで、ストローで吸うカフェラテはほんのり甘く苦みをミルクで包むカフェラテ。さくっとしたタルト生地とシャキっとしたリンゴが醸すやさしい甘さの小ぶりなタルト。
テレビをにこにこと見つめるマスターと2人の時間。軽快に俳句を詠む 特別永世名人の梅沢富雄の笑い声だけが静かに響く。
なんだかほんとここでずっとくつろいでたいなと思う夕方。外壁の英文にWe are 60 years old now。ずいぶんとながいことここでが伝わってくる。煙草が吸える喫茶店。それはそれでいいと思うんだ。
【コーヒー店 ジァン】
東京都台東区下谷2丁目11−6
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