お久しぶりです。凍死しかけてから1年、本格的に仕事復帰します。お仕事をください。

お久しぶりです。ライター・編集者の堀江くらはです。現在は静岡県、伊豆市修善寺の実家に暮らしています。昨年の6月に「最低一年休め」と周囲から圧をかけられ、僕もその通りだと思ったのでスローペースで生きていました。34歳という年齢&フリーランスという仕事柄、人生かけて休んでいた感がありますがそれなりに元気になったので今月から頑張って労働していきたいと思います。といっても、昨年も月数本は記事を書いていましたし、元々この仕事で食っていたので頑張ればなんとかなるはず……頑張らなければ東横中年のできあがりです。ライター、編集者のお仕事、お待ちしております。メールかツイッターのDMまでご連絡ください。仕事歴はこの記事の末尾にリンクを貼っておきます。

さて、昨年の2月、僕は北海道で凍死しかけていました。全財産は3000円。ノースフェイスのダウンがなければ試される資格さえ与えられないこの土地で、人生何度目かの命の危機を感じながら、コンビニで缶コーヒーを買って所持金を2900円に減らし、「有名コピペみたいなことをしているな」と思ったことを今でも覚えています。

こうなった経緯については変なトラブルを生みたくないので割愛します。どこかなるべく人の目に触れない場所で詳しく話すことはあるかもしれませんが、要するに「人の保証人になるな」系の話だと思っていただければ結構です。そこにコロナ禍を起因とした東京ー北海道での多拠点生活の失敗や、人間関係の様々なトラブルが重なった結果、家・金をロストし、命の危機に晒されていました。

そもそも、僕はフリーランスという不安定な働き方を選択している訳ですし、北海道に移り住んだ直後に現地で働く案件が吹き飛んだりと多拠点生活開始から暗雲が立ち込めていたこともあって、「何かあったらホームレスになるかもな」くらいには思っていましたが、実際に一瞬だけでもなってみると、安定した働き方云々以前に反省すべき点が多々あることに気付けました。

北海道から帰還後、多くの人に「不運」というより、見る目がない。人に甘い、他人より自分の人生を真剣に考えろ。などと説教をされましたが、マジでその通りだと思います。「そりゃそうなる」みたいな生き方をしないように今後は頑張っていきたいと思います。目指せ、圧倒的成長。なのでお仕事を下さい。

話を北海道凍死寸前男に戻します。当時の僕はかなり精神的に疲弊しており、正常な判断ができなくなっていたので、「まぁ、ここで凍死してもしゃーなしか」と考えていたのですが、所属している批評・評論系同人誌「アレ」のメンバーによってサルベージされ一時的に東京に戻ってきました。その時はまだ実家に帰る気もなく、親も「帰ってこず一人で頑張れ、お前に実家はない」というスタンスだったこと、僕自身も人の世話になりたくないという思いが強かったこともあり、しばらくは漫画喫茶なり路上なりで放浪生活でもするかと考えていました。

しかし、その後「闇バイト」という言葉をニュースかどこかで知った母が、「反社会的な傾向のある息子を東京で野放しにしていたら必ず世に害を成す」と考えたようで、半ば説得されるような形で実家に連れ戻されました。
久々にあった母親に「大麻を売っていないか」「人を騙していないか」「闇バイトグループに所属していないか」など聞かれる30代息子の気持ちを述べよ。

こうして実家に帰ってきた訳ですが、心身ともに消耗が激しく、体重も半年で20キロ落ち、まともに仕事もできる状態ではなかったので、「1年間、スローペースで仕事をしつつ、ゆっくり休養する」と決め、実際に7月まで毎月2〜3本程度しか記事を書かず、noteも放置し、アレ★clubでの作業も進行管理や原稿チェックなど編集長としての基本的な業務を最低限こなすだけに努めました。

年齢的に休んでいるときの焦燥感はハンパなかったですが、休んだ結果体重も10キロは増え、体力も戻ってきました。休んで良かった&実家に帰らずフラフラしていたらリッキーとかが好きなBBoy系キッズにボコボコにされるエピソードが人生に追加されていたと思うので、伊豆に戻ってきたことは良かったと感じています。

6〜7月にかけて徐々に受ける依頼を少しずつ増やし、毎日原稿を書いたり、編集したり、調査・インタビューをしたりといったスケジュール感が戻ってきたので、今後も体調と相談しつつ、段々と仕事を増やしていきたいと思います。お仕事をください。

今はまだ執筆ペースが完全に戻っておらず、〆キリも緩めに設定させて頂いておりますが、なんとか現世に帰って来れそうです。

本当は実家に1年だけいるつもりだったのですが、親族の体調や家庭の事情でもうしばらく実家にいそうです。現在は記事の執筆に加え、東京での取材やインタビュー対応を中心に活動しておりますが、伊豆市や静岡市での仕事も随時募集しております。

今後は週1くらいで日記なりゲームの感想なりをnoteに書けたらなと思います(暇なときに書いたアークノヴァのMap Tierが下書きに転がっていたので後で清書して投げます)。

色々ありましたが友人の支えのお陰でなんとか社会復帰できそうです。今後は今回の反省を活かして頑張っていきます。


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