見出し画像

上方修正カードと「やつ」について(デュエプレ7弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

さて、今回は1/20にて調整されたカードたちについてさらっと書いていきます。

インビンシブル系5種

まあ多くの人が思ったことでしょうが、正気かと私も目を疑いました。

なぜって、このカードたちを運営が本気で活躍させようとしているとは露とも思っていなかったからです。

この文面読む限りだと、運営としては真面目にランクマッチで使用されると考えていたんでしょうね。

そもそもデュエプレのマナシステムが多色を強くしているのに、あの程度の単色推しカードで単色デッキが活躍できるはずありません。

まあ「テクノロジー」をSRで収録したあたりから単色推しの本気具合も伺えるんですが、「ガルバロス」同等のネタ枠だろうと受け取った人が圧倒的だったかと思います。

これは完全に個人的な考え方ですけど、「スペル・グレートブルー」も含めて絶対に最前線に立つ必要がないカードってあると思います。

こういうガチャカードが環境で戦うようになると、それこそ運ゲーとしてゲーム性を損ないますし、むしろ「環境外だけど決まれば強い」からこそ工夫して使ってやろうって気になるんですよ。

だから調整カードが公開されるまで「スペル・グレートブルー」の調整は絶対に来るはずがないと思っていました。

そもそも紙よりも格段に強化を受けているカードですしね。

それがまさか「スペル・グレートブルー」から撃ちたいカードに、しかも「スペル・グレートブルー」が恩恵を受けない形で来るとは…

まだ「スペル・グレートブルー」が上方修正された方がマシだったと今は思っています。

こんなことを言っていても仕方ないので活用の仕方を考えてみましょう。

・「テクノロジー」

単純なところでは既にあった『コスモビュー』のデッキで使用ターンが早くなりました。

手札を抱える『ツヴァイ』のプレイがなかなか阻害できないように、今のハンデスカードの性能、特に「ロスト・ソウル」のないNDを考慮すると、想像以上にこのデッキは回ってくれます。

残念なところがあるとすれば、「ブレイン・チャージャー」→他チャージャー→「テクノロジー」の4→6→8のマナカーブがあった中に、「テクノロジー」が7コストになったメリットがほとんどないことですかね。

それでもコストをまけてもらって損なことはないのですが。

もう一つ考えられるのは『準青単』のデッキでしょうか。

水文明があらゆる文明の中間に位置するような存在なこともあって、青の多色には優良カードがそろっています。

コントロールして7マナまで繋ぐのはそう難しくないことだと思うので、カジュアル用には使えそうです。

・「パワー」

素直なのは『ブリザード』で使用することでしょうか。

「ブリザード」に「メビウス・チャージャー」を打てば3マナ増えて次のターン7マナになり、「パワー」に綺麗につながります。

「ブリザード」自身の効果で使用マナも回復するため、3ターン目にマナがすべてスノーフェアリーであれば、「ブリザード」→「メビウス」→「パワー」とすぐ繋ぐことができ、うまくシナジーしています。

ただ、これだと最速で「パワー」をプレイしてもほぼほぼダイレクトアタックまで行けないんですよね。

そもそもこんな理想ムーブ成功する方が珍しいですし、普通に「ブリザード」で殴った方がいいって結論に辿り着きます。

せめて「パワー」に「ガラムタ」のようなトリガー封殺効果があったら可能性があった気はしますね。

正直、一番使い道がないと思われるインビンシブル呪文です。

SPマッチでシールド10枚くらいのルールが登場したら役立つかもしれません。

ボスバトルは二度とないでしょう。

・「オーラ」

このカードも「パワー」同様に使いどころがないというのが正直なところ。

まだ「マーシャル・クイーン」と組み合わせたループができるだけロマンは持っているでしょうか。

ループを知らない方のために説明すると 、「特定のカードを1ターン中に何度も使いまわして何らかの形で勝利すること」を意味します。

どうやってループするから気になる方は「マーシャル オーラ」とでも検索してみてください。

ちなみに紙ではループは無限と言えるほどに存在し、常に環境のどこかにいます。

ではループ以外ではどうかというと、一つ留意しておきたいのは『白単』が紙のデュエマにおいて活躍した歴史を持っているということ。

たとえばデュエプレにも存在する『天門』でも、『白単天門』というデッキが成績を残しています。

実は光文明にはドローソースもあったりして、これらが将来実装されていけば7コストの「オーラ」が使われる可能性もゼロではないでしょう。

・「フォートレス」

このカードが紙の効果に戻った点だけは評価できます。

もともと「サファイア」が許される世界で「フォートレス」が割を食うのはおかしかったんですよね。

ようやくスタートラインに立てたと思います。

では実際の活用法は?と考えると、これこそ「スペル・グレートブルー」のような踏み倒しが主となってしまうでしょう。

というのも、火文明は周知の通り「ビートダウン」の種族。

7マナまで愚直に伸ばすくらいなら先に殴りきるのが信条の赤単では、なかなかこのカードを活かすことはできないと想像できます。

ただ、このカードの大胆な効果はそれなりにインフレへの耐性があり、将来的に呪文踏み倒しのカードが充実したら長く見かける可能性があるかもしれません。

直近だと極神編(不死鳥編の次のシリーズ)にヒーロー性の高い「超聖竜ボルフェウス・ヘブン」が存在するため、実装時に使用されるやもしれません。

コスト軽減効果はまったく活かせていませんが…

・「アビス」

「テクノロジー」と並んで一番使える可能性があるとしたらこのカードでしょうか。

一つはかつての環境デッキ『青黒バロム』のような準黒単デッキではカジュアルくらいで使えそうな雰囲気があります。

これは2弾の時の『青黒バロム』のリストですが、こんな感じで「サーファー」の枠を「アクア・ポインター」に変えるとかで、「アクアン」を死んでもマナに置かなければ運用可能そうです。

ただ、黒単系統で考えた場合に「アビス」が素のコストの重さから「ロスト・チャージャー」と相性が悪い点は残念ポイントとなってきます。

もう一つは「薫風妖精コートニー」を使用した型。

「コートニー」のプレイと合わせて計9マナで撃てる全体除去というのは、まったく使えないということもなさそうです。

当然先に「コートニー」を出しておけば7マナで使用可能で、かなりの初見殺しにはなるでしょうね。

相手が察しのついた場合でも、だからこそプレッシャーにはなるはずです。

ちなみに2014年くらいまで進むと「マナ武装」という単色推しの能力が登場し、『薫風武装』というデッキが考案されます。

他にも「コートニー」の能力と相性のいいカードはこの後も多く出るため、そのどこかで「アビス」も採用したデッキが誕生すればいいですね。

暗黒秘宝ザマル

わざわざインビンシブルと別にして書きましたが…なんか触れるのもかわいそうな処遇を受けたカードだなと思います。

今回のパワー+2000の修正は紙の仕様に戻っただけで、実際のところ強化でも何でもないのです。

その程度の修正で環境に入れるかと言われればかなり怪しいのですが、プラス思考に考えれば上方修正を受けたからには8弾で闇単速攻の強化があるのかもしれません。

2011年登場のこのカードが持つ「エイリアン」の種族は、背景ストーリーにも大きく関わるので前倒し実装は怪しいのですが、まあ「エイリアン」を消して実装するくらいのことをする可能性は十分あるでしょう。

実際のところ、7弾で『赤黒速攻』が誕生したので黒入りの速攻が推されることはあり得ると考えています。

デュエプレの実装ペースでは1年後くらいになりそうですが、紙では『黒緑速攻』というデッキが環境に入っていたこともあるので、この手のデッキの躍進は楽しみです。

せっかく本来の力に戻してもらえたのですから、少しでも活躍できるといいですね。

また、ハンデスに対してちょっと厳しすぎたかもなぁ…って運営の心情の変化もあるのかもしれません。

だんだんと優良なハンデスがないとコントロールが厳しいゲームスピードになってきたので、こちらも期待したいところです。

暗黒の騎士ザガーン

調整されたわけではないですけれど、まあ、票は調整されたかもしれないという意味で。

さて、実際1位になったことでどういった処遇を受けるのでしょうか?

新規イラスト化して配布しても正直使えないし…というところで魔改造以外で「使えるやつ」にしてやろうと考えると思いつくのがこれです。

紙を知らない人に説明すると、これはツインパクトというカードタイプで、上に書いてあるコスト払えばクリーチャー、下のコストを払えば呪文としてプレイできます。

この呪文面だけをカード化ってのはどうかな…ってとこです。

呪文面の効果がこちら。

相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手の墓地にクリーチャーが20体以上あれば、自分はゲームに勝つ。この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにこのカードをバトルゾーンに出す。

「ゲームに勝つ」って効果は現実的に不可能です。

20枚クリーチャーを墓地に落とすのはかなり骨が折れますし、そもそも20枚クリーチャーを入れないデッキも多いからです。

加えて特殊勝利はゲームをややこしくするので、バッサリ省いてしまってよいでしょう。

そのため、実質7コストパワー7000の「デーモン・ハンド内蔵クリーチャー」となります。

実は紙にそういうカードがあるんですよね。

これは2011年のカードで登場時それなりに高い評価を受けたカードです。

さすがにこれを実装するには未だ2006年の不死鳥編環境にあるデュエプレには時期尚早…

かと考えていたのですが、Twitterでフォロワーさんから「案外いけるのでは?」と突っ込まれました。

確かに、今「サンダー・ブレード」がデュエプレにあっても普通に『天門』や『 ドルバロム』に良カードとして入って”ちょっと”ヘイトを買うくらいで済みそう…

少し怖くなりました。

ただ、紙にトークンなどの「存在しないカードをプレイする」概念がない以上、おそらくデュエプレでもトークンなどは使用されないと考えられます。

となると、

相手のクリーチャーを1体破壊する。この呪文を唱えた後、山札から暗黒の騎士・ザガーン一枚を探索し、バトルゾーンに出す。

みたいな感じで落ち着くでしょうか。

これだとちょっとハイスペックなカードを使うために「ザガーン」という異物をデッキに混入する必要があるのでバランスが保てそうです。

こんな感じでリメイクされるのか、あるいは単に新規イラストの「ザガーン」配布となるのか。

たいして期待せずに待つことにしましょう。

まとめ

正直、カード修正については肩透かしだったという印象が否めません。

8弾の情報がなかったあたり、リリースは2月下旬となるのでしょうが、それまでに少しでもユーザーに刺激を与えたかったのでしょうか。

他に順当と思えるカードがいくつかあっただけに、残念ですね。

ただ、何もないよりはあってよい変化だったでしょう。

ひょっとしたら「今後はこまめに修正を行っていく」という決意表明かもしれませんからね。

今回の上方修正を活かしたデッキに出会うことを夢見て、今日もランクマッチに潜りましょう。

それではまた。

いいなと思ったら応援しよう!