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新カード解説①(デュエプレ8弾EX)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

8弾EXパックの新カードの考察第1弾です。

指標はこんな感じ。

9点~10点 → 壊れ性能。環境トップレベル。

7~8点 → 優秀。環境でもよく見かける。

5~6点 → 悪くはない。癖があったり、デッキや環境次第で採用される。

3~4点 → おそらく環境では見ない。地雷枠や限定構築に活路を見出す。

0~2点 → 見なかったことにしていい。

それでは以下、本題です。


竜音のキラ

事前評価:6

紙からの変更点は以下。

・種族がブレイブ・スピリットからティラノ・ドレイクになった

・「キラ・ゼクス」にさらなる軽減が付いた

・パワーが1000上がった

1つ目の変更は触れる必要なく、2つ目の追加能力もPVに登場するほどフィーチャーされたとなれば違和感ないですね。

3つ目のパワーの上昇は「コッコ・ルピア」が苦手とした序盤の「ピアラ・ハート」やタップキルに強くなるので、大きな変化と言えます。

ティラノ・ドレイク、ブレイブ・スピリットには8弾で登場した「ロウバンレイ」をはじめ、5コストに中心カードが集まるため、専用デッキでは思考なしに4枚確定です。

特に「ソウルバイス・ドラグーン」はティラノ・ドレイク屈指のパワーカードのため、登場に期待したいですね。

あとは既存の「赤黒ドラゴン」のデッキで「ルピア」と「ロミュナス」の8枚体制の初動に9枚目として加えることで、「ボルガウルジャック」の5ターン目安定着地などにも使えないことはなさそうです。

ドラゴンデッキが「ルピア」が引けるかどうかに左右されるように、『ティラノ・ドレイク』も「キラ」が引けるかどうかが重要となりそうですね。


竜音のゼクス

事前評価:6

デュエプレオリジナルのカードとして実装された、「キラ」の対となるカードです。

基本は専用構築での採用となりそうですが、ポイントは2枚の墓地肥やしが付いたところです。

先に紹介した5コストの「ボーンブレイド・ドラグーン」や、「龍脈のダンジェン」とはシナジーを形成しており、実装の可能性が期待できます。

また『ティラノ・ドレイク』以外でも、墓地肥やしが強力な戦術となれば、山上2枚の肥やしは重宝されると考えます。

直近でも「アルバトロス」という強力な墓地利用カードが登場したため、今後のプール追加次第では「ゼクス」も出張パーツとして活躍するかもしれません。

ティラノ・ドレイク全体に効果が及ぶ「キラ」に対して、「キラ・ゼクス」のみの補助となる「ゼクス」はコスト・文明を変えつつ墓地肥やしという特性を持たせて、うまく調整してますね。

基本は専用構築向けですが、2コストとしてはちょっとだけ破格のスペックを持っています。


キラ・ゼクス・ドラグーン

事前評価:7

紙からの変更点は以下。

・ランデス条件が「竜音のキラ」から「竜音」に緩和された

・「竜音」とつくクリーチャーをリクルートする効果が追加された

・スピードアッタカーを得る条件が「竜音」に緩和された

先の「ゼクス」「キラ」から繋いで4ターン目に出せば、3ターン目の「ゼクス」の攻撃と合わせてシールドをすべて割ることができます。

条件つきとはなりますが、自力で3コストSA2点になれる非進化クリーチャーは初登場です。

4コストでも「ガルベリアス・ドラゴン」や「ガルザーク」など条件付きのため、明確な強みと言えます。

さすがにトリガー「ヘブンズ・ゲート」から「エリクシア」+αが出て来ると殴り返しを受けて苦しいですが、そんなのはどのビートダウンデッキも同じなので気にする必要はないでしょう。

「キラ・ゼクス」の場合、「アガピトス」「ザーディア」で取れず、「ゲオルグ」で相打ちとなるパワー9000は優秀ですね。

「ゼクス」「キラ」を仮に取られてしまったとしても、次の自ターンでどちらかがデッキから出て来るため、比較的息切れがしづらいです。

他の除去トリガーを引いてしまった場合ですが、たとえば3ターン目1点、4ターン目に「キラ・ゼクス」で2点いったところで「デーモン・ハンド」を踏んでも、相手には残り盾2枚の状況で攻撃済みの「キラ・ゼクス」を取らせるか、追撃可能な「キラ」「ゼクス」を取るかの選択を迫れます。

この辺りは『ツヴァイ』で攻めに行く時の感覚に似ていますね。

「キラ・ゼクス」が除去されたら残りの二体で追撃、「キラ」か「ゼクス」が除去されたら攻撃を止めて、次ターンに「ロウバンレイ」を追加してトドメを刺す流れも取れそうです。

「ゼクス」→「キラ」→「キラ・ゼクス」の流れでプレイしていくのは少し要求値がありますが、よくよく考えれば「キラ」さえプレイできれば次ターンに「キラ・ゼクス」を出せます。

3ターン目「キラ」、4ターン目「キラ・ゼクス」を出して「キラ」と「キラ・ゼクス」で3点、5ターン目もう一度「キラ・ゼクス」なんてルートも相手に要求値の高いトリガーを迫れるので十分強いと言えるでしょう。

セルフランデスのデメリットにどうしても目が行ってしまいますが、「ゼクス」「キラ」「キラ・ゼクス」と並んだ時に小型2体のみが除去されることはそうなく、攻められている状況でこのサイズの「キラ・ゼクス」を放置されることもそうないと思われます。

実践級かはわかりかねますが、決して弱い動きでなく、それでいて今までにない攻め方ができるため、お供2枚と合わせて調整が上手いと感心させられます。

現状、私は強い寄りだと思います。

また、紙ではSRだったこのカードがVRで実装されるため、空いた火文明のSRには何が入るかと妄想されます…

闇文明のSRにおそらく「覇竜凰ドルザバード」が来る以上、SR枠を同じティラノ・ドレイクのために2枠割くかはちょっと疑問がありますが、期待はできそうです。

ただ、「ゼクス」に墓地肥やし効果が付いたことから、リアニメイトの「ボーンブレイド」もおそらく実装されるため、そうなると横展開戦術とマッチした切り札・「超神星」が登場する可能性は高いでしょう。

ビートダウンとしては「キラ・ゼクス」を、コントロールとしては「ソウルバイス」などを使いながら「ドルザバード」「超神星」を、といった『グランド・デビル』のような二刀流戦術が設計されていそうですね。

先例の『グランド・デビル』が活躍し切れていないのは不安要素ですが、「キラ・ゼクス」を見るだけでも面白い形にはまとまってきそうです。


封魔ウェバリス

事前評価:8

グランド・デビルの待望の1コストが来ました。

今後使われる可能性のあるSRについて書いた記事の「ネプチューン」の項目で触れましたが、『グランド・デビル』では八面六臂の活躍をしてくれます。

青黒をベースとしている以上、どうしてもブロッカーの質が低く、トリガーも1:1交換を行うパフォーマンスが低いものが主で守りが薄かったのですが、最軽量でありつつたいていのウィニーを上回る3000のブロッカーで防御力が大幅に上がります。

もちろん「メディカル・アルナイル」と合わせればコストこそ払うものの無限ブロッカーと化します。

また、1コストで進化元になることから「超神星」を場に出すために非常に相性がよく、『メカオー』に「ラ・ウラ・ギガ」が採用されたことや、『ツヴァイ』の「アクア・ガード」からも強力さがわかります。

「超神星」に限らず、グランド・デビルの優秀な進化クリーチャーに進化速攻するために使えますね。

最後にコンボ要因として、「スナイプ・アルフェラス」と組み合わせることもできます。

チャンプブロック(パワーの上回る相手の攻撃をブロックして一方的に破壊される)は元より、その効果によってあえて攻撃を通して自壊させ、「アルフェラス」からマッドネスを出すことが可能です。

『グランド・デビル』のデッキにはどんな形でも4枚確定枠となるでしょう。

「マーキュリー」の1コスト進化元は2種類となったため、効率は良くありませんが理論上3ターン目の「マーキュリー」着地が可能となったのも見過ごせない点です。


魔皇アスティマート

事前評価:8

紙からの変更点は以下。

・紙ではバウンスに条件(フォート・Eというマナに特定の種族が必要な条件)ががあったがなくなった

・バウンス対象が相手クリーチャーのみとなった

・手札入れ替えの効果が自分限定になり、戻した枚数引くのが1枚多く引けるようになった

バウンスの効果は地味ながら強力です。

1体のみなものの、進化ですぐに攻撃ができることと相まって、場面によっては「クリスタル・パラディン」のように突破口を開いてくれます。

先の「ウェバリス」が追加されたことで4マナで進化速攻できるのもかなりの強みですね。

また、『速攻』対面で出すことができればテンポを稼ぎつつ低くないパワーでタップクリーチャーを倒すことができ、それだけでかなり優勢に立てます。

そもそもバウンス自体が2コスト以上の効果なため、3コストの進化にしては十分な強さですね。

もう一つの手札入れ替え効果は、単純に手札事故回避に役立ちます。

1枚プラスで引いているので、手札の質より量を重視するなら1ドロー感覚で使ってもよさそうです。

コンボ要素で考えると、現状はネタに近いですが「キキ・カイカイ」と合わせて大量ハンデスが一応狙えますね。

後々、”そのターン中に引いた枚数”を条件として効果を発動するカードも登場するため、将来的な活用も期待されそうです。

紙でできた相手を対象とすることができなくなったため、バウンス→手札入れ替えでできた実質確定除去の動きができないのは少々残念です。

ですが、それでもビートダウンを行うにもコントロールを行うにも有用な効果を持っているため、『グランド・デビル』には広く採用されると思われます。


超神星プルート・デスブリンガー

事前評価:6

惑星フェニックスの続きで、初の闇フェニックスがこのEXパックで来てくれました。

紙からの変更点は以下。

・コストが4から5に上がった

・シンパシーによるコスト軽減を得た

基本的には強化されたと言えますね。

これまでメテオバーンで墓地に置くカードは選択する余地のないものでしたが、これは任意のため選ぶことができるのでしょうか。

『ティラノ・ドレイク』も『グランド・デビル』もリアニメイトを使う種族なので、デュエプレのシステムの進化的にも気になるところですね。

さて、性能を見た時にこのカード自身が除去耐性を持たないため、単純に進化元を3体揃えてシールドを攻撃に行くにはリスクが大きそうです。

どちらかと言えば守りや詰めの時に使うカードでしょうか。

たとえば『ドリームメイト』のようなビートダウンデッキを対面にした際、「パンダ」の着地後に返しで「プルート」を出すことができれば、盤面を一気に優勢に変えることができます。

ただ、進化元に目を向けると『ティラノ・ドレイク』では「ボルガウル」でより強力な動きが取れるのが少々苦しいところです。

有能すぎるよキミ…

『グランド・デビル』で考えた場合にも、より広い範囲を一斉除去できる「ネプチューン」がいるのは少々ネックです。

しかし、「ボルガウル」が「ルピア」などのコスト軽減を活かせないと間に合わない場面があった一方で、順調にクリーチャーを並べれば4ターン目、トリガー獣を引ければ3ターン目にも間に合いうる「プルート」は差別可能だとも考えられます。

「ネプチューン」と比較しても素のコストが5か7かというのは非常に大きな差です。

後は単純にビートダウンを行うデッキが乗り越え難かった「エリクシア」をどかせるのは「ボルガウル」になかった強みですね。

「プルート」自体が13000と「ツヴァイ」に並ぶ高水準のパワーを持っている点も良い点で、トリガー「デーモン・ハンド」は弱点なものの、逆に踏まなければ相手は除去に苦戦するでしょう。

また、デスパペットに初の「超神星」が来たのは朗報ですね。

現環境で有用なカードこそ少ないものの、「ジェニー」と「ポワワン」はグッドスタッフ性能が非常に高いカードです。

グランド・デビル、ティラノ・ドレイクにもそうした出張性の高いカードは存在するため、それらと組み合わせたコントロールに入れるのも面白いかもしれませんね。

特に「のろいとテラーの贈り物」を使った『クローシスコントロール』は自然と進化元を採用しているため、抜群の相性とはいえないものの候補の一つとすることはできるでしょう。

3枚4枚積むことこそないものの、少数積むことで柔軟にデッキの対応性を上げることができる器用なカードと評価できます。


まとめ

いよいよEXパックの情報が公開されるようになりました。

このペースだと4/18のBATTLE ARENA 4thの決勝ラウンドで詳細な情報が出て、4/22の実装となるでしょうか。

駆け足とはなりますが、追って事前公開されたカードの解説はすべて行えたらと思います。

今のところ、ティラノ・ドレイクもグランド・デビルも環境である程度戦えるようになるためのカードはもらえそうですね。

その性質も他デッキと差別化できているところがあるため、登場が早くも楽しみです。

よろしければ次回もどうぞ。

それではまた。

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