色づかいの基本2
前回の配色は4色までという話の続きです。
今回は何色がよいかのお話なのですが、これには若干流行りも関係してきます。かつて、Officeソフトをみんなが使うようになった時代、ワードやパワーポイントでかんたんに選べるところに出てくる色はとても鮮やかで明るい色になっていましたが、20年ほど経過し(実際には10年くらい前辺りからですが)明るさを抑えた色合いが基本色になっています。
私の印象ですが、明るさを抑えた色合いは目に優しく、組み合わせたときにも扱いやすく、少し洗練された印象にもなっているのではないかと思います。
また、少し話は変わってカラーバリアフリー、カラーユニバーサルデザインという言葉をを聞いたことがありますか?日本人の男性の5%、女性の0.2%は、何らかの色覚の特性を持った方が存在するらしいです。(実際、身の回りにも十分に存在しうる比率ですよね)
何らかの色覚特性を持っている方にとっては、見にくい、見えない色というものが存在します。経験的にこれは○○の色とされているもの、とか、別の色で表現されているものという判断はできる方も居るそうなのですが、彼らに負担を強いていることには変わりません。
そこで、見分けやすい色の配色というものを選ぶ必要があります。詳しくは著作権にも関わるのでカラーバリアフリーという検索キーワードで見てみてください。画像検索するとこんなかんじで出てきます。
また、スマホのカメラアプリで簡易的にどのように見えているか変換してくれるものがあるので紹介しておきます。ちょっと違う世界の色が見えますのでこれで見ながら検証、選択するのも一手です。https://shop.misenaka.jp/journal/tenohirabiz/809/
DLしたら、先ずは冒頭の金魚の写真やカラーパレットを見てみましょう。