伊達双騎の公演を終えて


私の夏が終わった。
以前にも書いたように、30日から公演の再開の目途がたち大阪公演を昨日無事に幕を下ろすことができた。
このご時世、本当にいろんなところの舞台の中止を見て、職場でも増える感染者数、自分が行けるかわからない舞台に少しでもストレスを感じていたのか、私は観劇予定だった1週間前に熱中症になった。ちなみに、人生で2度目である。
人間、どうしてこうも学ばないのか。

なんとか、回復を無理やりして、少しの後遺症を抱え(頭痛と、顔の火照りは今も残ったまま)観劇に向かった。

サンケイホールブリーゼ。
どうやら、三百年(みほとせ)再演以来だったらしい。建物内に入ると、すべての記憶が蘇った。
地下道は迷うので、外ルートから会場に入るため体温があがったまま、顔の火照りも残したまま体温測るとまずいと思い、少しロビーで休憩をしてから入場することにした。

昼公演(マチネ)は1階席のほぼほぼ最前の場所だった。
会場にいるのに、スイッチング(セリフを言っている人をアップで毎回撮影しているような方法)で見ているような席の良さ。
2部に関してはオタクの戯言シリーズだと思われるかもしれないけど、ダンサーさんのダンス凄くてニコニコしながらめちゃくちゃ目を合わせて見ていたら横から推しも目を合わせてやってきた。これは、私に対してファンサをしてくれたと勝手に解釈して生きていく。
これを糧に生きていくんだ。。。

夜公演(ソワレ)
は2階席、いやサンケイホールブリーゼの会場からするとだが実質は3階みたいなところだ。
だが、キャパ、ホールも狭いからか、梅田芸術劇場の1階後ろの方で見るよりサンケイホールブリーゼの2階席の方がステージに近い。
鶴丸こと来夢くん、大倶利伽羅の輝くんも充分に歌も上手くて声量も凄いが、やはり長年のキャリアのある伊達政宗こと岡さんの声量は2階席でもすさまじかった。
会場全体にそれは、本当に全体に響くビブラートが凄いのだ。1階席ものそれは凄いが、やはり全体を見渡せるような2階はそれをより感じた。

あと、よくステージから団扇は見えるとか、こっち側の顔見れるとかあると思うが2階席は絶対見えないんだろうなと思いました。
マチネはまだ見えるかもしれない席だったが、2階から見た際に両脇にも座席があるが服装すらも怪しかったのだ。この距離で服装すらも怪しいなら見えない可能性の方が高いんだなと改めて実感した。新しい発見だ。

また、今回の舞台いつも推しだけを見るのに必死だがダンサーさんもファンサが凄いし、マイクでは聞き取れないけどざわざわと言っている会話も、最前では聞こえる。これは良い。
また、舞台の楽しさを私は発見できたのだ。
今年はもう舞台の予定は無いかもしれないが、今年最後の舞台がこれなら私は本当に幸せだったと思う。

好きなものはほどほどに。

好きを突き詰めすぎると、どうしても愚痴や嫌なことが見えてきてしまう。それは時に冷静に見ても可笑しいことかもしれないし、好きだからこそ嫌になって目についているだけかもしれない。
私は今舞台が好きなのみ嫌いになりかけているので、秋冬は別の趣味の現場へ行こうと思う。
趣味が多いのは大変だけれど、こうして切り替えができるのも良いことだ。

そして、伊達双騎お疲れさまでした。

公演日数とキャパを見ると、確実に再演はあると信じて私も今後生きていこうと思う。
演者、関係者の皆様、行こうと思っていたのに行けなかった人、チケット入手できなかった人
本当に今回はいろんな人に助けられてどうにか2公演も行けた私だが、今は審神者の戦友と手を取り合い、関係者の人たちにお疲れさまでしたと拍手を送りたいと思う。


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