二審終了時点の個人的判決(前半)

 二審終了時点で、各囚人について、私自身どのような罪であると考察し、『赦す』『赦さない』どちらにしようと考えているか、その理由と覆るとしたら三審でどのような事実が明らかになった場合か、など、書いていきたいと思います。
 今後全囚人について詳しく考察を書いていけたらと思っていて、このnoteはその足がかり的なものになればと考えているので、考察はざっくりしたものになります。
 以下に書くものすべて私の個人的な判断になります。影響を受けすぎないようにしてください。ちょっと歪んだ判断基準をしていても気にしないでください。正直まだ決めかねている囚人も多いのですがそれも気にしないでください。では、書いていきます。

●囚人番号1番 ハルカ
 現時点で私はハルカくんを赦さないと判断しています。推しなので赦したい気持ちは大きいのですが、罪を見ると赦せないかなあと思っております。
 ハルカくんのヒトゴロシについて、現段階でわかることとして殺したのは『弱肉共食』『全知全悩』両MVで登場した三つ編みの女の子、動機として母親に注目されたかったからということが挙げられると思います。
 ハルカくんの置かれていた環境を考えると、同情の余地はあるなと感じています。歌詞から推察するに、お母さまからは『出来損ない』『期待はずれ』と言った言葉を投げかけられていたこと、自分に異質な部分があることを理解し、治そうと試みても退けられてきたのだろうということがわかります。親からの愛情って、全人類求めて当然のものだと私は思っております。それを受けられなかった苦しみや悲しみは計り知れません。
 それでも赦せないと思うのは、少なくとも現段階では殺された女の子に非がないように思えるからです。前提として、殺人が赦されるのは因果応報が成立している場合、殺されることで被害者に利がある場合だと考えています。例えばハルカくんの場合、自分を見てくれないお母さまを憎み、彼女を殺していたならば、赦せると思えていたかもしれません。殺されて当然とまでは思いませんが、仕方ないかもと思えるくらいには、お母さまのハルカくんへの態度は酷いものだったと私は考察しております。しかし、殺したのは女の子。彼女について詳しいことはわかっていませんが、非があるように感じません。この場合、因果応報とは言えない。だから、ハルカくんを赦せない。そう考えています。
 逆に言えば、この部分が覆れば、判決も覆るかもしれません。例えば、あの女の子が何かをしたり言ったりしたからこそ、ハルカくんが彼女を殺したのだとしたら。あの子がハルカくんに殺されることを望んだのだとしたら。彼女について何もわからない今、その可能性がないわけではないのです。前述したとおり、私はハルカくんを赦したいという気持ちはあります。判断を覆せるような事実が明らかになることを願いながら、三審を待ちたいと思います。
(追記)
ロストまじですか??
正直覚悟はしてしたけれど、ショックすぎる。
やはり自ら、なのでしょうか。死にたくないと言ってたのに……。でも、自分の言葉を嘘にしなかった彼に対しての気持ちは、悲しさやるせなさ7割、尊敬3割といったところです。私は3審から投票に参加するので、彼の罪に対して何もできない可能性があるのが悔やまれる。
ロストした囚人の扱い、どうなるのでしょう。心象風景も尋問もなし?投票は……?

●囚人番号2番 ユノ
ユノちゃんについては、私はほぼ確実に赦すにしようと思っています。 
 ユノちゃんのヒトゴロシについては、何をしたのか確定しています。パパ活を繰り返した結果の堕胎であると、本人の口から語られています。人を殺したと言えるのは『堕胎』の部分だと思うのでそれを赦せるか赦せないか、という話になるかと思いますが、私は堕胎を悪いことだと思っていません。産んでも育てられずに母子共に不幸になったり、虐待や心中などに繋がるよりは全然いいことだとすら思っています。なので、赦さない理由が特にないため、赦そう。と考えています。
 覆ることがあるとしたら産まれる前の子を堕ろした、のではなく産んでから殺した、だった場合くらいですが、だとしたら堕胎という表現をしないかなと思うので、ないかなと。
 しかし、ユノちゃん自身は赦されることを望んでいないかもしれないと思うことがあります。一審での結果に不満そうだったり、『Tear Drop』の歌詞にも、「赦しちゃっていい感じ?あたしは違うのに」とあったり、個人的には罪を見たならばあたしを赦せるはずがない、と思っているのかもと考察しています。赦すという判決が望まれないかもとは思いますが、ミルグラムの判決は囚人の望みを叶えるためのものではないだろうとも思っています。私の身勝手ですが、せめて、きちんと彼女の罪を見たうえで、それでも赦すという判断ができればと思っています。正直、ユノちゃんについてはピンとこない部分が多くトップクラスにわからない囚人ではあるのですが、私なりに、しっかり向き合いたいと思っています。

囚人番号3番 フータ
 フータくんに関しては、今後同じことを繰り返さないと判断できれば『赦す』にしようと考えています。三審の動向次第、と言ったところです。
 フータくんの行ったヒトゴロシはネットで誹謗中傷をした結果、相手が自殺をしてしまったことであると思います。そして彼は一審で赦されず、コトコちゃんからの襲撃を受け、視力を失うほどの怪我を負いました。
 フータくんは公式プロフィールで、小心者であると書かれています。そんな彼が、自分の罪のせいで痛い目を見てなお、同じことを繰り返すだろうか?と思うのです。ネットの誹謗中傷に限らず、他人を殺してしまうようなこと、もうしないんじゃないか、というよりはできないんじゃないかと思うのです。誹謗中傷は現実でも問題視されていることで、それの結果人を死に至らしめた彼を赦すと判断すること自体、現代にそぐわない考え方なのかもしれないと思います。でも、繰り返さないなら、もういいかなと思う部分があり、赦そうと考えています。
 しかし、ひとつ懸念点があって……。フータくんは、アマネちゃんの影響を受けて彼女の信じる宗教を信仰しているのではないか、そしてその教えに反する行動をする者に危害を加えるのではないか、ということを不安視しております。TLを見るに、アマネちゃんの信じる宗教を信仰しはじめているところまではほぼ確定なんじゃないかと思います。問題は、その後です。アマネちゃんの指示があれば、例えば主に医療行為を行い、アマネちゃんを敵視しているシドウさん、彼を手伝っているユノちゃん、などに危害を加える可能性があると思っています。私はフータくんが誹謗中傷をしたのははじめは流されて、周囲の雰囲気に影響されて、だと思っています。ここで、アマネちゃんという他人に影響を受けて他人に危害を加えたとしたら。この場合、私は今後も繰り返す可能性がある、と判断します。このような行動があった場合は、フータくんへの判決は覆るかもしれません……。私はなるべく多くの囚人を赦したい(赦さないが死に繋がる可能性があるため)と思っているので、どうか上記のような行動をしないでほしい……。特にシドウさんへ危害を加えることがあったら、流石に恩を仇で返しすぎている。純粋にやめてほしい。愚かわいいところもフータくんの魅力だと思いますが、そこまで愚かではなくあってほしい。切実に。

囚人番号4番 ムウ
 ムウちゃんは、現段階では赦さないにしようと思っています。この子も、正直全然わかりません。時系列の狂いを整理しきれていません。    
 それでもわかっているのは、殺した相手がレイちゃんであることです。あとはハルカくんの時と理由は大体同じです。ムウちゃんのヒトゴロシにはいじめが少なからず関わっています。本人は『ムウに酷いことするほうが悪い』『殺さなきゃ逃げ出せなかった』と語っていました。いじめが辛かったのは本当だと思います。仮に、先にいじめていたのがムウちゃんのほうだとしても。でも、時系列が狂って描かれているとは言えMVを見る限りだと、レイちゃんが直接ムウちゃんをいじめている様子はないと思うんです。レイちゃんに非があるように見えない、因果応報は成立していない、だから、赦さない。そう考えています。
 もし、レイちゃんがいじめの実行犯だったとしたら、因果応報が成立していると判断し、ムウちゃんを赦していたと思います。が、この可能性はほぼないと思います。なのでムウちゃんを赦せるとしたらハルカくんの項目で挙げたふたつめ、殺されることで被害者に利があった場合、レイちゃんが殺されることを望んだ場合です。でも、それがどんな状況であるか想像がつきません。そもそも、個人的に本当にムウちゃんについてはわからないことが多いんです。今見えていることだけで判断できるものなのか。もしかしたら三審で、思いもよらなかった事実が明らかになるかも。そんなことも思っています。

●囚人番号5番 シドウ
 !ここから7番カズイさんくらいまでめちゃめちゃ感情論になります。

 シドウさん、彼もトップクラスにわからない、というよりかは何かを隠している可能性が高いと思っているのですが、現段階で考察していることが覆らないのだとしたら赦すと判断しようと思っています。
 彼のヒトゴロシについて、わかっているのは臓器移植、奥様・お子さんの死が関わっているだろうことです。シドウさんのいう『大量に殺している』が何を指すのか、色々考えはありますが、少なくともこれまで臓器移植をしてきた患者たち救えなかった奥様・お子さんは含んでいるだろうと考えています。詳しくはシドウさん個人についてのnoteで書こうと思っていますが、彼のヒトゴロシは医者であることよりも父または夫であることを優先した結果だと私は考えています。そして、私はそれを自然な感情であると思い、赦したいと思っています。シドウさん自身も言っていました。家族は特別だと。私も、そう思うんです。誰を優先して救うべきか、その天秤に、家族と他人をかけられたとしたら。健全な家族関係を築くことができている、家族を特別に思っている人であれば、家族を優先したいと思うのは当然だと思うのです。シドウさんは、家族を大切に思う自分を、医者である自分より優先させたのだろう、と思っています。医者だから、いつでも医者としての優先順位を大切にしろとは、私には思えません。だから、シドウさんを咎めたくない。赦したい。そう思っています。めちゃくちゃ感情論です。
 彼への判決が覆るとしたら、家族を優先させるために犠牲になった人数があまりにも多すぎた場合、とかかなあと考えています。何かを隠していそうと思っているシドウさんですが、その隠しごとが相当凶悪でないなら、赦せるのかなあと思っています。ですが、赦せないほどの悪事を隠している可能性、全然あるんですよね。困ったことに。三審迎えるうえで、1番怖いと思っているのは彼です。震えて待ちたいと思います。
(追記)
予想してなかった。いや、なんだかんだシドウさんは大丈夫じゃないかと、なぜか思っていた。甘かった。
彼の場合、もともと望んでた死っていう目標が達せられて、何か隠してることがあったのだとしたら、明かすことなく逝けてしまっている可能性もあるのが怖いところ。

●6〜10番は後半
 思いのほか字数が多くなってしまったので、前後編に分けたいと思います。6番マヒルさんから10番コトコちゃんまでは、別記事に後半としてまとめようと思います。
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。気が向いたら、後半も読んでいただけたら嬉しいです。

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