天然洗剤が詐欺だと思われる理由と、カンボジアでビジネスをやる意味。前編
こんにちは、今日は自分がやっている環境活動の一つ、手作り天然洗剤の販売の事をもっと皆さんに理解してもらえるように、説明していきたいと思います。
まず天然洗剤は環境に良いのか?環境に配慮する天然洗剤にとってここが大きな疑問点になります。ネットを見るとあまり違いはないとか、環境に良いとか賛否両論です。しかし私は化学薬品を使っていない分、天然洗剤は環境に優しいと言えると思っています。というか皆が使っている市販の物よりはダメージがかなり少ないという意味です。
ネットでよく書かれているのは、合成洗剤と界面活性剤との比較です。このように書くと合成洗剤の方が化学的な感じがしますよね?でもこれ、書き方が違うだけで両方同じなんです。
合成洗剤というのは、油と苛性カリを拡販してできた洗浄成分です。界面活性剤というのも油と苛性ソーダを拡販してできた石鹸成分です。両方とも化学薬品を使用してできています。要は石鹸成分です。使用すると泡が出てドロッとしたとろみがあります。
界面活性剤が入っているものが合成洗剤、と思っている方も多いかもしれませんが、それは大きな誤解なんです。 合成洗剤と石鹸の違いはいたってシンプル。 石油由来と植物自然由来との違いになります。 界面活性剤が入っているものを合成洗剤と呼ぶことがありますが、石鹸も脂肪酸ナトリウムという界面活性剤なのです。
この違いが解っていない人が多い為に、環境に良い天然洗剤という言葉に対して詐欺だの言ってくる人が一定数存在します。
また石鹸の方が分解されやすいという話もありますが、これも実験であまり差が無いという事が確認されています。
そもそもスーパーなどで一般に購入できる洗剤というのは、界面活性剤以外に様々な洗浄作用を強める為の化学薬品が使用されています。
なので界面活性剤+化学薬品という図式が市販されている洗剤です。
そして天然洗剤というのは界面活性剤+天然成分という図式。
つまり界面活性剤にプラスされている化学薬品の部分が天然由来であるために、その分環境に対する負担が少ないという事です。これが理解できると天然洗剤が環境にとって負荷が少ない事が良くわかると思います。
時間があればスーパーなどで市販されている洗剤の内容物を確認してください。どの自宅にもあるかと思いますが、塩素系薬品や蛍光料、着色料や芳香剤ビーズ、アルコールや増粘剤等々、その他見た事が無い化学薬品が使用されています。どれも生物には毒性の強いものです。
その薬品は私たちが服や食器を洗った後、川や海へと流れ出ているのです。それがもう何十年も続いていて、海洋生物や海洋環境汚染の問題へと発展していっているのです。
天然洗剤について、人によっては界面活性剤が使用されているという事は、天然じゃないという人もいます。確かにそうかもしれませんが、現在世界で使用される界面活性剤は環境に十分配慮されており、界面活性剤だけならそこまで大きな環境汚染にはつながらないように開発されています。
また界面活性剤を拒否すると、人は泡が出る洗剤は一切使用できないという事になります。そうなると人間が住む場所の衛生環境は悪くなり、食器や身体も水だけで洗わなくてはいけません。それこそ疫病等の問題へと繋がってしまいます。そうならない為に人間は洗剤という物を開発して使用してきているのです。
また現在、地球は様々な汚染によって悲鳴を上げています。プラスチック問題もそうですが、人は自分が使用した物の後始末の事をもっと考えないといけない時代になっています。
自分が使った洗剤の後始末なんて誰も考えないと思いますが、魚や海に住む生物にとっては深刻な問題です。そしてその問題は巡り巡って必ず最後には人間へと返ってきます。
人間が生きるという事と、地球を汚す事が切っても切れない関係にある現在、少しでも環境へのダメージを軽減するために一人ひとりができる事をやることは、綺麗な地球を未来の子供たちに残すために必要な事です。
私はこの前クラウドファンディングで天然洗剤の製造販売事業を立ち上げようとしましたが、応援してくれる人が沢山いる中で、色々な人が詐欺だの嘘だのと言ってきました。
そのころは少し悩みましたが、カンボジアでゴミ拾いなどをして環境汚染問題を更に調べていくうちに、自分のやっている事はやはり正しい事が解り、この事業は何が何でも完成させてやろうと心に決めました。
天然洗剤の話しはここで区切ろうと思います。後半は何故カンボジアで事業を立ち上げる必要があるのか?を話したいとおもいます。
読んでくださってありがとうございました☆
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