気持ちの良いサポート
保育の現場で思うこと。
フリーの保育士といって、いろんなクラスにサポートに入る立場の職員がいる。
私も一時期、そういう立場で働いていたこともあるのだけど、気持ちの良いサポートができる先生とそうでない先生がいる。
何が違うのだろう?
保育に限らず、いろんな場面でも起こる事だと思うのだけど、
現場で主で動いている方以上に、いろんなところに気がついたり、主で動く方の行動パターンなども踏まえた上で、必要な事を必要な分だけしてくださる、そういうことができる方が、気持ちいいサポートができるのではないかなって思った。
これって、人を育てることにも似ているような気がしていて、
相手をよく見ていて、伸びてきた、実践してきたことに気がついて声をかけたり、必要なタイミングを見極めてフィードバックをしたり、相手が自分でなんとかしようとしている時は待ったり。
いろんなアンテナをはることが必要なんじゃないかなと思う。
でも、一番は、どの立場からでも、「自分も最終責任者である」くらいの意識を持っているか。。ということが大事なんじゃないかな?と思う。
サポートする方が、責任なくて楽って思う方も多いかもしれないけど、
主でする方がどのくらい動いているか、何をどう進めているか、何が見えてないのかなどなど、本当に相手を見て感じていないと、抜けが出てくるし、甘えが出てくる。
実際の目的の達成でなくて自己満足になったり、甘さが出たり。
最後に責任を取るのは主でやる方かもしれないけれど、取らなくても良い責任を取らせない、そういう事を作らないようにすることが、サポート側からもできることなんじゃないかな。
前の職場での上司
「あなたのしたことに関しては100%僕も責任を持ちます。」と言って、私の思うようにいろいろとさせて下ったことがあった。
現場での判断も任せてくださり、どうしても、私にも責任問題が出てきそうなことに関しては、未然に防いでくれたり、何かあったときに動いてくださるスピードは速くて、現場でも滞りなく業務ができたり、相談事があれば、忙しくても時間を作って話し合いに来てくださった。
痒いところに手が届く方だったなと、感謝。
サポートって、主で動く事をやった方が、的確なサポートができるようになる。
何が必要で、何に困って、どういう事をしてもらうと助かるかっていうことがよくわかるから。
主で動く経験がなくても、相手を感じる事、相手の求めている事を感じる羅れるようになれば、見えてくるものもあるとも思う。
サポートすることって、責任が軽いかもしれないけど、
その場の良し悪しを決める、一番重要なポジションだったりすることもちゃんと理解しておくことが大事だと思う。
自分がどんなエネルギーで関わっているか、どんな心構えで関わっているか。
いつも自分を振り返りながらやっていきたいと思った。
自分も最終責任者のつもりで。
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