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生活の中のジェットラグ

忙しい。
やりたいこともたくさんあるが、やることもたくさんある。

自分の24時間を、なんとなく「仕事・演劇・プライベート」で考えているのだけど、最近はそれぞれの比重が増しているので、限られた時間でそれらのことをやっている。

そんな状況だからか、複数のタスクをバババッと行った後、「まずい、結構時間がかかってしまった」と思って時計をみても、体感の半分程度しか時間が進んでいなかったりすることが、最近しばしば起こる。タスクを早くこなせているわけだが、自分としてはその自覚がないので、タスクをこなすのに必要な所作と時間が、ともにぎゅっと圧縮されたような感じだ。

A地点からB地点までを高速で駆け抜けるような感覚。

昔読んだ小説に、「世界の1分は、サンタクロースにとっての1時間だから、サンタクロースは一晩の内にプレゼントを配ることができる」といったことが書かれていたのを思い出した。

世界を置き去りにして、時間の中を駆け抜けている。A地点からB地点まで到達する速度に、自分と世界との間でラグが生じている。自分としては、ジェットラグのようなことが起こっている印象。

そのジェットラグを自覚すると、さっきまでの速度が急ブレーキを踏んで止まるため、なんだか戸惑ってしまう。

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