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ハイハイカーを自作しました

小児の福祉用具には、歩行器や座位保持等があります。

自治体によって、福祉用具を申請しても許可が下りず作成できないこともあるそうです。

ご存じの方も多いと思いますが、子供の発達には段階があります。
歩行するまでには、寝返りから始まり、ズリバイ⇒ハイハイ⇒つかまり立ちができるようになり、歩行ができるようになります。

歩行器はそれなりに種類があり申請もできますが、ハイハイを支援する用具は中々なく、また申請もしにくい環境です。

子供のために、自宅で実施するリハビリ(ハイハイ)のため、ネットで調べて、うちのハイハイカーを自作してみました。同じような障害のあるお子さんやご家族のために参考になればと思います。

必要な材料は
・30cm角の発砲スチロール✖1(東急ハンズで購入)
・30cm角・厚さ約15mmの板✖1
・キャスター自在車(車輪直径75mm)✖2
・キャスター固定車(直径75mm)✖2
・キャスターを止めるビス、(以上はホームセンター等で購入)
・発砲スチロールカッター(あれば便利・アマゾン等で購入可能)
・強力接着剤(アロンアルファ等)、強力両面テープ、ガムテープ
・適当な布とベルト(ハイハイカーのカバー・身体への固定具として必要)です。

大きな作り方の流れは
1.台座となる板に発砲スチロールを接着剤や両面テープで固定する。
2.発砲スチロールを子供のハイハイの姿勢に合わせて形を作る。
3.キャスターをビスで固定する。
4.カバー作成し、取り付ける。
となります。

ここでポイントになるのが、子供のハイハイの姿勢だと思います。
私は子供がハイハイをした姿勢をイメージして、前は手首~脇の下まで、後ろは膝~大腿骨までの長さを測定しました。加えて子供のお腹が接する位置も脇下~股関節までの長さを測定し、台車の上側は少し丸くなるイメージで作成しました。でも、発砲スチロールのカットはきっちりでなく、あとで修正できるよう少し大きめに、かつざっくりカットしました。測定はあくまでも目安です。また、作成に不安のある方は、かかり付けの理学療法士や作業療法士のリハビリの先生に相談してもいいかもしれませんね。

ベースの台車の作成できれば、あとはカバーを作成し取り付ければ完成です。

カバーの作成は妻に依頼しました。

子供が好きな新幹線の柄でベルトも上手く付けてくれました。

子供のためという目標のもと夫婦の合作です!!

実際作成しハイハイの練習をしてみて、子供の成長にどれだけ貢献できたかは分かりません。

しかし、父親として子供のためにしてやれたと、自己満足しています。

障害があっても、なくても、子供の成長を願う親の気持ちに変わりはありません。

同じような障害を抱えるお子さんやご家族へのご参考になれれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

何か不明な点やご質問がありましたら、コメント欄またはお問い合わせページよりお問い合わせ下さい。


 


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クラムボン
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