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日々是くらげ21日目「ヤングケアラーの問題って貧困や学力格差の問題を増幅させるから不公平ではないかという話」

私の悪いところの一つはいろんなオンラインのグループだのサロンだのをザッピングする趣味があることだ。ちょっと興味があって入って勝手に盛り上がって勝手に反感を抱き勝手にやめる、ということを繰り返している。(色々不義理を重ねております、すみません)

でまぁ、いま入っているグループ(というかプラットフォーム)の一つに『RICE PEOPLE(ライスピープル)』というものがある。事務局が配信するソーシャルグッドな取り組みを発信すると一定数が植林活動に使用されるという取り組みなのだけども、なぜ入ったかよく覚えてないけど入っている。

まぁ、私はなりゆきでソーシャルグッド関係の界隈にいることもあって、こういう活動への感度は上げておいたほうがいいのだろう、ということで内部の交流などで勉強させていただいている。

ただ、発信については自分が納得できるものしかしたくなくて、そうなるとほとんど障害関係のことになる。で、今回、事務局が紹介したプロジェクトがこちらだ。

私自身が障害があるし、家族に介護職関係者が多いことがあって、介護というのは本当に心身的に重労働であり、「家族の介護を家庭内で完結しようとしてはいけない」とも考えている。ましてや、子供にその負担をかけるのは子供の身体的な安全面も当然だけど、精神的な成長にもかなり大きな問題が出てくる可能性が高い。(具体的な影響についてはこういう映画でぜひ確かめてほしい)

介護の担い手が家族になることは昔の大家族ならともかく現在の核家族化が進む中では「子供」が介護の矛盾の最前線に立ってしまっている。この矛盾に巻き込まれた子供は貧困や学歴格差の問題にも直面しやすい。介護をするには金がかかるし、特に親を介護する場合は収入が限られることが多い。また、介護の時間は勉強する時間を削って捻出することは少なくない。

家族が健康でないゆえに自分の将来が限られてしまう、というのはどうにも不公平感が半端ないのだけども、なにかこう「家族の会語をするなんて偉いね」という美談化でそういうところをごまかそうという風潮すらある。でもまぁ、そういう言葉はおそらく悪意からではなく素直な賛美なのであって、その裏にある問題に気づいてないだけかもしれない。今回紹介したプロジェクトなどが広がって、ヤングケアラーの問題がもっと世に知られるといいのだが、と願ってやまない。今日の日記はここまで。では。(おまけ少しあります)

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。