くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第285回 「2021年は車を使って世界が変わった!?発達障害のある人の癒やしってなんだろうね?」ってお話
登場人物
過去記事マガジンも作ってます
本編
[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。
[く] いやもう、今年も残り2週間を切ってしまいましたね!
[寺] 本当ですね。時が経つのは早いものです。noteも今年はあと2回となりましたが、気を抜かずに頑張っていきましょう!
[く] ちょっと前半に体調不良で調子が悪かったので、後半で挽回していきたいですね…。
[寺] あと2週間で半年分を挽回!?いやいや、諦めない心は大事です。張り切ってまいりましょう!今回のあるある対談では恒例の一年間の振り返りをやりたいと思いまーす!ドンドンドンぱふぱふ!
[く] 私はもう本当に激動の一年だったので後回しにするとして、寺島さんはどんな一年でしたか?世間は今年一年もコロナやらオリンピックやらで翻弄された一年だったかと思いますが。
[寺] 私は割と安定してますね。相変わらずお金はないのですが、元々創作中心の生活してますし、子どもも大きな問題を起こすことなく過ごせましたので特に言うことがないです(笑)
[く] すぐに終わってしまった(笑)でもまぁ、娘さんの受験なんかもあって色々忙しかったんではないでしょうか?
[寺] 不登校の娘(ASD・中3)が受験生だったので、学校とのやりとりやアトリエ通いで時間と心の余裕がガリガリ削れたということはありましたね。息子が自動車運転免許を取ろうとしてその手続きに振り回されたり、夫がまた仕事を辞めたりというのはありましたが、まあ、概ね想定の範囲と言いますか…。
[く] めちゃくちゃ色々あるじゃないですか。なんか麻痺ってませんか(笑)
[寺] 「お母さん働き」が忙しいというのはあるんですが、自分以外の仕事やスキルはその人のものなので、あまり気にしないようにしています。自分の仕事では一旦原稿が出来てからうにょうにょあった書籍をようやく出すことができましたし、新規のコラムやプロダクトデザインの仕事も堅調ですので、まあ徐々にいい波に乗れたらいいなといったところです。
[く] こっちは前半は妻のあおの体調不良や入院がありまして、そこからなんとか生き延びてあおの体調も回復して後半はだいぶ余裕ができてきた感じです。無事に年を越せそうで良かったです…。
[寺] そうですね、私から見ても「サバイバッたなー」という印象ですね(笑)
[く] 今年の初め頃はそろそろあおか自分が死ぬと思いましたね、リアルで。
[寺] 3年前のくらげさんなら自暴自棄になっていたところだったでしょう。耐えられる能力が育っていて幸いでした。後半はくらげさんのチャクラが色々開きましたね。「観ることが弱い」と気づいたり、「人は人に対して基本的には攻撃的ではない」と気づいたり。車の運転でも無駄に力まなくなるなど、日常的に楽になる気づきが多かったですよね。
[く] そうですね、今年1年を振り返ったときに大きな柱として車を買ったことがあります。金銭的にはキツイかったのですが、生み出す余裕は莫大なでした。なかったら今年1年無事に乗り切れたかどうか…。
[寺] 明らかに車を乗るようになって生活に余裕が出てきましたよね。だから前から車を買え買えと言っていたんですよ(笑)
[く] いざ購入してみるとボクの生活にピッタリフィットしてたんですけど、ここまで便利だとは気づかなかったんですよう(笑)
[寺] ほほほ、どれだけ便利なのかを教えてあげたことに感謝してくれても良いのよ(笑)
[く] ありがとうございます(笑)いやほんと、移動のストレスがかなり軽減されまして、旅行・通院・コインランドリーの荷物運び・知人の引っ越し手伝いと幅広く活躍しております…。
[寺] そうですよね。とくにあおさんと一緒に動ける機会が増えことも双方の心身によかったんじゃないですか?
[く] 遊びもですが、特に通院ですね。前は安全に通院する方法が少なくて、あおの体調が悪くなるたびに「どうやって通院すればいいんだろろう…」という悩むこと自体がストレスになってました。そういうイライラがあおに伝わってますます病状が悪くなったというのもあると思います。
[寺] くらげさんだと隠してるつもりでも態度に出るでしょうしね〜(笑)車のある生活はあおさんの心身の安定にもつながっているはずです。
[く] 今では「体調悪いの?病院行く?車出す?」とすぐに言えるようになりましたし、なんなら目的地までのドライブをちょっとした楽しみととらえることもできるようになりました。まぁ、そういう状態になってからは通院の機会も激減しているんですが…。車があるおかげで余計なイライラはだいぶ減ったと思います。
[寺] とりあえず車に乗って移動すると、次の行動への発射台になるようなところもありますよね。来年は更に移動できる範疇を広げてください(笑)
[く] がんばります…。あとはまぁ、意外と都心というものが中心にした生活が合わなかったなと(笑)
[寺] ですよねー(笑)ASDの人はある程度「中央値の社会」から距離をおいた方が日々は健康に過ごせると思います。なので、くらげさんのいう「社会参加」が、ほぼ満員電車に乗ることと同義なのがほんと不思議で…。
[く] 他に方法が思いつかなかったんですよう…。まぁ、なんやかんかいって通勤するのに耐えられるくらいの体力はあったんすけど、想像以上に負担になっていたなぁ、と。それが一気になくなったことが元気になったことはあると思います。新型コロナウイルスの流行が続いているので「電車を使わないこと」がむしろ推奨されていますし。
[寺] 自分の体は楽になっても、周りの皆さんが「ずるいずるい」「はみ出しものめ」って目で見てると思うと心が辛いですからねぇ。でも、改めて運転することで「社会」というものの見え方が結構変わったんじゃないですか?くらげさんは「障害者は外に出られない」とよくいっていましたけど、車に乗ってサービスエリアや道の駅に行くようになると、障害者やお年寄りがいっぱいいるなあって思いません?
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。