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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第283回 「発達障害があると『絵から情報を取る』ということにも偏りがある!?どう消化したらいいの!?」ってお話

登場人物

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本編

[く] こんばんは。くらげです。

[寺] こんばんは。寺島です。

[く] なんかここ数日、日本のあちこちで地震が起きていますね。

[寺] そうですねぇ。今朝(3日)も出勤した途端揺れてびっくりしました。リモートなんで画面の中で私だけ揺れてて変な感じでしたけどね(笑)南海トラフ巨大地震の前触れかという噂も回っていますが…。

[く] まぁ、地震そのものは止められないですし、予測のしようがないので、日々、備蓄をして安全意識を高めるしかないのですが…。

[寺] これから寒いですからね。いざという時は煮炊きできるようストーブと灯油は使えるようにしておかないと…。

[く] うちは灯油を使った暖房機が禁止されているので、車のガソリンを補充しておきます。まだまだ高いですけどね…。

[寺] お高いですけどね。それは我々の手元ではどうしようもないです。さて、今回のテーマはどうしましょうか?

[く] 師走ですし、さらっと読めるようなテーマにしましょうか…。実は最近、忙しいと言いつつ週3〜5回は図書館に行くようになったんですよ。

[寺] お、それは随分と通っていますね。何か面白い作家でも見つけましたか?

[く] 特に誰というわけではないのですが、今年発覚した私の弱点として「目から情報を入れるのが苦手」というのがあったじゃないですか。それで少しでも「観る」訓練をするために、美術の本とかを少しずつ読んでるんですね。今は子ども向けの西洋画の歴史の本を眺めています。

[寺] へえ、そうなんですね。子ども向けのものは解説もわかりやすい言葉で書いてあるから良いですよね。なにか発見とかありました?

[く] 子供の頃から美術の教科書に載っていたような名画を改めて見るとですね、なんというか圧倒されるというか、情報量が多くて畏怖すら感じるようになりました。ゲルニカを細部ではなくて全体像として見えたときには「これは恐ろしさを表現しているんだな!」と理解できましたねぇ。少し酔いました(笑)

[寺] ゲルニカはすごいですよね!ピカソに限らず、絵から読み取れる情報量って本当に多いので、慣れないうちは絵は一気見しないようにしたほうがいいですよ。

[く] 名画を2〜3分、本で眺めているだけで頭がパンクしそうになります。

[寺] そんなに!? あー、でも、ちょっと前まで漫画を5秒も見ないと言っていたくらげさんだからなぁ…。2〜3分は悠久の時間ですね。成長しましたね(笑)

[く] 本当に目に入るものを咀嚼する時間って長いんですね…。そりゃ数秒でザッピングしまくってたら観るもなにもないわなぁ、と。

[寺] そういえば、この間、河童(夫:ADHD)と一緒に横尾忠則美術館に行ってきたんですよ。そのときは江戸川乱歩シリーズの挿絵や怪奇ものの表紙絵をテーマにした特別展示をやっていたんですけど、それを見たらもう結構な時間が経ってて、お腹も空いたので、河童に「養蜂場行って何か食べよう」と言ったら、「えっ常設展は観ないの?」と言うんです。

[く] ああ、特別展示だけを見たんですね。

[寺] 「見たいなら行くけどべつに今日じゃなくてもいいし、今日はテーマ展を楽しんだのでもういいかな〜?と思って」と言ったら、すごく驚いてて。「一度に見なくていいんだ!!」「今わかった!美術好きな人が何度も美術館に行くのは分割して見てるからなのか!?」と言っていたのでこっちが驚きました。

[く] 夫さんの驚きはよくわかりませんが、特別展示を見たあとに常設展を見に行きたくなる気持ちはわかります。なんかもったいないような気がするんですね(笑)

[寺] いや私も巡回展などの期間が決まっているものは頑張って全部回ろうと思いますけど(笑)でも常設展とかは行く度にちょっとづつ見たらいいんじゃありません?そんなに一気に見ても咀嚼できるものじゃないですし。自分のコンディションによっては「今じゃない」っていうこともありますしね。

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妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。