くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第112回 「障害者の才能って障害と関係あるの!?ないの!?どこを探せば見つかるの!?」ってお話
[く] こんばんは。くらげです。
[寺] こんばんは。寺島です。
[く] 6月だというのにもう台風が来ていて、梅雨の辛さに加えて気圧のデタラメな変化による体調や精神状態の不調がもうとんでもないことになっております。
[寺] ホント参りました。娘、もう3日間学校に行っていないんですよ。いや、いつも学校を休んでいる印象があるかもしれませんが、朝起きれなくて一限目に間に合わないだけで、起きたあとに学校には行っているんです。
[く] 普通に遅刻した後に学校に行けるんだ、いいですね。昔からは考えられない柔軟さです。
[寺] え?私も行ってましたけど?まあ、それはともかく。何が辛いって、この時期に人生を左右するようなテストが集中しているのが。息子は受験の学内選考の基準となるテストが6月前半に3つあります。でも、この時期は毎朝体調不良で…。見てて辛いですわぁ。
[く] 親としてはそれは辛いですねぇ。うちはあおは元々が休職中なので自分が倒れるか倒れないか、みたいな簡単な話ではあるのですが。
[寺] それはそれで大変だと思うんですけど(笑)娘も毎年なんですが、この時期がピアノのコンテストのエントリ時期になるのですが、今まで一度もエントリー出来てません。エントリーさえすれば…と、期待されているのですが。なんかあれ、そういう伝説の人物みたいな。
[く] どこの秘密兵器ですか(笑) しかし、寺島さんのお子さんたちは才能はあるけど発達障害に足を引っ張られている、という感じがありますね。
[寺] 子どもたちについては地味に発達障害が効いてますね。ただ、専門性の高い世界に行くと発達障害者と思われる人は結構いるので、その中で頭一つ出ないと(ユニークな曲が作れるとか、体力が発達障害の人の中ではある方とか)結局やっていけないんだろうなあとは思います。
[く] 今回はもともと「才能」について考えましょう、という話でしたが、発達障害と才能の関係性ってかなり燃えますね。
[寺] 燃えますか。ただ、燃える理由がよくわからないんですよ。わたしは才能って正規分布だよ説を取っていますので、障害とか何に関係なく才能がある人はいますよね、と。
[く] うわ、いきなりそれ言っちゃいますか(笑)
[寺] というか、残念ながらADHDはそもそも障害に付けられた名前なので、どうこねくっても「才能」にはならないんですよ。目が見えない、聞こえないみたいなものです。私から見るとどうしてADHDだけ才能と混同されがちなのか分からないのですが。もしかして「分けるのが苦手」という当事者の特性ゆえなのかもしれない。
妻のあおががてんかん再発とか体調の悪化とかで仕事をやめることになりました。障害者の自分で妻一人養うことはかなり厳しいのでコンテンツがオモシロかったらサポートしていただけると全裸で土下座マシンになります。